「あさがほの 日々とめどなく 咲くはかな」
<久保田 万太郎>
「この頃の 蕣(あさがほ)藍に 定まりぬ」
<正岡 子規>
一昨日、久しぶりに降雨があった。
▼残暑はなお厳しいが、人だけでなく植物も蘇る。
庭の片隅に植えていた「朝顔」もその一つ。
このところ連日水やりなど気配りが必要だったが、ホット一
息。
彼ら、彼女らも同じに違いない。
▼東京入谷朝顔市はとっくに終わったが、わが家の庭では植
栽するのが遅かった。
土作りから始め、肥料を置き、種をまき、葉が出れば植え替
える。
手数をかけるほど愛おしい。
▼それにこたえるように、蔓を伸ばし、花芽を作りやがて色
とりどりの花を開く。
1961年に郵便切手の意匠にもなったこの朝顔。
季語は、夏ではなくて秋だとか。
早朝に咲き、昼にはしぼむ姿が哀れを誘う。
今日の歩行数 4,292 歩。キロ数にして約 2.8 。