4日、サムライTVの人気番組
『サムライTVアーカイブス プロレス千夜一夜#12』の収録を行なった。
現在、ZERO1『火祭り2019』絶賛開催中ということで、
田中将斗を主役に迎えての『火祭り』特集。
2001年9月から橋本真也の命名でスタートした『火祭り』リーグ戦も、
今年で19回目の開催となり、田中は皆勤賞。
さらに、過去5度の優勝は大会レコードでもある。
ちなみに、昨年10月にも田中と私は同番組で共演しており、
選手で二度目の出演は田中が初めて。
また、12回目にして4回目の出演となるワタクシ金沢も
どうやら出演頻度が高すぎるようだ(笑)。
番組のメインは、選手本人が選定した強く印象に残る闘いを5試合あげてもらい、
それを観戦したうえで当時の思い出や裏話をぶっちゃけで語るというもの。
今回もぶっちゃけすぎて(笑)、話題は様々な方向へ脱線。
はたして、どこまでトーク部分を流せるのかな?
その辺もお楽しなのであーる。
今回、田中が選定した『火祭り』公式戦(優勝決定戦)は5試合。
無論、私自身もよく憶えている試合なのだが、
あらためて歴史的背景をさかのぼってみるとじつに面白い。
そこで、2試合だけ種明かし。
2001年9月15日、ディファ有明で行なわれたサモア・ジョー戦。
この最終公式戦にまさかの敗北を喫した田中はⅤ決定戦への道を絶たれている。
サモア・ジョーといえば、いま現在WWEのメインロースターで活躍中。
ただし、当時は初来日で22歳、まだキャリア2年のグリーンボーイだった。
ところが、パワー、スピード、タフネスと予想を超えた好選手。
明らかに格上の田中をアイランドドライバー(※エメラルドフロウジョン)で沈める大金星。
ZERO1が発掘したスーパールーキーの若き勇姿をぜひ観てもらいたい。
もう1試合が、2008年8月3日、後楽園ホールで行なわれたⅤ決定戦。
田中将斗vs真壁刀義(新日本プロレス/GBH)という極上カード。
両者流血のハードコアの死闘を制したのは田中。
その一方で、新日本にあってハードコア路線を貫く真壁の充実ぶりにも目を見張らされる。
この直後の、『G1 CLIMAX』で真壁は準優勝、翌2009年には『G1』初優勝を達成。
この一戦を契機に新日本マットに真壁旋風が吹き荒れるわけだし、
vs新日本対抗戦のエース格として田中は新日本で連勝街道を驀進する。
両選手の充実ぶりが、これでもか!と伝わってくる試合内容である。
無論、その他の選定3試合にも大いに意味アリ。
表話も裏話も満載なので、ぜひ楽しんで観てね。
それにしても…鍛え抜いている黒いオジサンと
鍛えていない白いオジサンは好対照だなあ(笑)。
放送は、7月8日(月)、23:00~。※リピートあり。
【追伸】
7・28後楽園ホールで開催される『火祭り2019』最終戦。
優勝決定戦はもちろんのこと、ジュニアスペシャルタッグマッチの
大谷晋二郎&高岩竜一vs獣神サンダー・ライガー&グレート・サスケも実現。
サムライTVのZERO1中継としては、ひさびさの生中継が決定。
こちらのもほうも、お見逃しなく!
「主役は、ジュニアのドリームマッチじゃなくて、火祭り優勝戦。
そして、そこで優勝するオレやと思っています!」
堂々と優勝宣言の田中。
6度目の戴冠なるか期待大なのだ!