音のプレゼント ベートーヴェンの「月光」 | 人生を変えた魔法の言葉 ~癒しと気づきに出逢う、静かな物語たち~〔こ~ちゃんの気まぐれ日記〕

人生を変えた魔法の言葉 ~癒しと気づきに出逢う、静かな物語たち~〔こ~ちゃんの気まぐれ日記〕

サンジュネス勝俣工一(旧姓せきや)が日々の何気ない出来事や気づいたこと。生きていく中で気力が尽きて崩れかかりそうになったとき、方向を失い迷っていたとき、さまざまな場面に出会い支えられた言葉、感動させられた言葉を送り続けたいと思います。

幻想の湖面に落ちるひとしずくの音

 

ベートーヴェンの「月光」

ルドルフ・ゼルキンが弾く「月光」の第一楽章は、

音の粒ひとつひとつに宇宙の息吹が宿っているようで

 

ピアノの鍵盤からこぼれる音は、

淡い月の光が湖面に映り込むかのように、

静かでありながら深く広がっていきます。

 

同じ音符であっても、

ゼルキンの指先から生まれる響きは毎回異なり、

それは水面に広がる波紋が二度と同じ形を描かないのと同じです。

 

時にその音は、霧のように柔らかく漂い、

時に夜空を切り裂く流星のように鋭く、

聴く者の胸の奥深くへ降り注ぎます。

 

彼の奏でる音は、ベートーヴェン自身が傍らに立ち、

ピアノを通して魂を語りかけているかのようで、

聴く人をひとつの神秘的な夢幻の世界へと導いてくれるのです。

 

ゼルキンの演奏に耳を傾けていると、

 

「音楽とは楽譜に書かれた記号ではなく、

 ひとつひとつの響きの中に宿る生命そのものなのだ」

 

と思わされます。

月光の下に佇み、見えない風に心を撫でられるような、

そんな幻想的なひとときが広がっていきます。

 

 

☆ ピアノ:ルドルフ・ゼルキン「ベートーベン月光」第一楽章

   ↓↓↓↓

 https://youtu.be/9mlJ5LLw9Og?si=8fP2_1mcJ9seRKzN