◆ 知りすぎない方がいい
大切な人のこと
好きになった人のこと
もっともっと知りたくなるものですよね。
どんな音楽が好きなの?
どんな料理が好きなの?
どんな場所が好きなの?
どんな色が好き?
どんな時が好き?
もっともっと知りたくなってしまうものです。
そういうことは、知っていた方がいいかもしれませんよね。
でも、大切な人だからこそ
知らなくてもいいこともありますよね。
知ろうといない方がいい。
私が10代の頃からの仲間たち
いまだにあの頃のままのつき合いをしています。
私から彼らのことはあまり聞かないんです。
だから子どもが何人かも知らない親友もいます。
18歳のときかな
親父と一緒に飲み屋のカウンターで酒を飲んでいたんです。
私の隣に座ったお客さんとちょっと話がはずんで
私がその人に
「 どちらの出身なんですか?」
と聞いたとき、
親父が横で
「バカ!人前で出身はどこ?だなんて聞くもんじゃない。
相手が口に出していないことは聞かれたくないこともある。
やたらにその人のことを聞くもんじゃない。
ひとりでゆっくり飲んでいるんだから。」
と叱られたときがありました。
それと今日の題名とはちょっと違うかもしれないけど。
母の知人のKさんは、私が10歳のとき
母が知らなければよかったことを母の耳に入れたんです。
それは、母が知ろうとしていたわけじゃないのですが…。
母は知りたくなかったと思います。
母は、余計なことを知ってしまったために
母の幸せな日々が崩れていってしまったのです
私たち家族の幸せも終わりました。
知らなくてもいいことは
知らない方がいいのですよね。
そして、知らせない気づかいも大切ですね。
知りすぎてしまったために
関係が終わってしまうこともある。
大切な人だからこそ
知らない方がいいことってあるのですね。