その女のことを思い悩み彼女の名を呼びながら死んでいった。そして男は鳩になった…。 | 人生を変えた魔法の言葉 〔こ~ちゃんの気まぐれ日記〕

人生を変えた魔法の言葉 〔こ~ちゃんの気まぐれ日記〕

サンジュネス勝俣工一(旧姓せきや)が日々の何気ない出来事や気づいたこと。生きていく中で気力が尽きて崩れかかりそうになったとき、方向を失い迷っていたとき、さまざまな場面に出会い支えられた言葉、感動させられた言葉を送り続けたいと思います。

中学校の頃、家でテレビを見ていたら
アイ・ジョージがギターを持って出ていました。
そのとき、この「ククル・クク・パロマ」を歌い
その瞬間にこの歌を好きになってしまいました。
そして、高校の時、
友人の敏哉の家で色んなレコードを見ていたら
敏哉のお母さんのもので
ハリー・ベラフォンテという人のレコードの中に
あのときアイジョージが歌っていた
「ククル・クル・パロマ」が入っていて
その場で聴かせてもらいました。
そのとき、ハリー・ベラフォンテの大ファンになってしまいました。

今日は紹介していませんが、
あのペリー・コモが歌って大ヒットした
「アンド・アイ・ラブ・ユー・ソー」。
ハリー・ベラフォンテの「アンド・アイ・ラブ・ユー・ソー」最高にいいですよ。


聴いてみてください。
ハリー・ベラフォンテが
ククル・ククーと
鳴き続ける鳥を歌っています。

愛する女性を思い
彼女の名を呼びながら死んでいき
鳩になっても生まれ変わっても
なお彼女を思い
ククル・クルと鳴いている男を歌った
「ククル・クク・パロマ」です。

♪ク・ク・ル・ク・ク・パロマ


【翻訳】

幾夜も幾夜もただ
泣いて明かしたそうな

一睡もしないで
ただ酒をあおるだけだったそうな

その泣き声を聞きつけたら
こお青空さえもゆれ動いたに違いない

その男はこうして
女のことを思い悩み
彼女の名を呼びながら死んでいった

「アイ、アイ、アイ……」と歌い
「アイ、アイ、アイ……」と呼び
「アイ、アイ、アイ……」と歌い
命をかけた情熱のゆえに死んでいった

一羽の哀しげな鳩が
朝もまだ早いうちから飛んできて
扉も開けっぱなしになった
あき家のところで鳴いている

この鳩が死んだ男の
魂に違いないってことは請合いだ
あの不幸な女が帰ってくるのを
今もまだ待ちわびているのだ

「ククルクク」、おい鳩よ
「ククルクク」、泣くのはおよし
石ころなんかに、鳩よ
愛などわかろうはずがないじゃないか

「ククルクク」
「ククルクク」
「ククルクク」
鳩よ、泣くのはおよし


♪ダニー・ボーイ 歌:ハリー・ベラフォンテ


【翻訳】ダニー・ボーイ

おお、ダニー・ボーイ
笛の音が呼んでいる

谷から谷へ、そして山辺へと響き渡る
夏は去り、バラもすべて散った
お前は行き、そして私は忍ばねばならぬ

だが牧場に夏が来たら
お前も帰ってきておくれ
そして谷が静かに白雪におおわれたら
日が照ろうと、かげろうと
私はここに待ちます
おお、ダニー・ボーイよ
私はこんなにお前を待ちわびるのです

だがもし、花々の枯れるように
お前も散ってしまったなら
お前がもし万が一
死ぬようなことがあったなら

私はお前の眠っている場所を捜し求めて
ひざまずき、お前に
別れのあいさつをしよう

だが牧場に夏がきたら……。


♪日のあたる島 歌・作詞・作曲:ハリー・ベラフォンテ


♪さらばジャマイカ 歌:ハリー・ベラフォンテ


♪私がこの素晴らしいうたとハリー・ベラフォンテを知るきっかけとなった
 アイ・ジョージの「ク・ク・ル・ク・ク・パロマ」