有識者らによる「倉敷チボリ公園事業検証委」発足

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080913-00000051-san-l33


今年末での閉園が決まった岡山県倉敷市の倉敷チボリ公園事業について、外部有識者による客観的な立場から検討・評価するための検証委員会が発足し、12日、県庁で初会合を開いた。


この日の協議では、公園に投入した多額の事業費を含めた県の補助金の有効性▽公園の目的にそくした事業計画だったか▽三セク方式による運営で生じた公共性と採算性のアンバランス▽事業に対する県と倉敷市の考えの不一致点-などをデータや法律、行政、財務など各分野の立場から徹底的にチェックしていくことなどを確認した。

(9月13日 産経新聞)


と、石井知事(岡山県)のアリバイ作りショー(岡山県民の税金と岡山県職員を使っての選挙運動の一環+株主訴訟対策)が始まったようです。


県の集めた人達に県庁で話をさせて、「客観的な立場から」とは、ぬけぬけとよく言えたものです。


全く客観的な場所に立ってないんですが・・・。


もはや、側近ですら、「知事、それじゃあ自作自演なのがミエミエですよ」と注意できなくなっているのでしょうか?


あるいは、側近たちもそういう感覚が麻痺するほど怖いものなしで調子に乗りまくっているのでしょうか?


しかも、また性懲りもなく、「県と倉敷市の考えの不一致点」とかいう議題を入れて、お得意(お約束?)の倉敷市への責任転嫁を試みようとしています。


だいたい、「考えの不一致点」という問いの立て方自体、おかしくないですか?


岡山県は倉敷市にお願いする立場だったわけですから、倉敷市としては、県と横に並べられて「不一致点」とか検討される時点で言いがかりをつけられているようなものです。


まあ、岡山県のシナリオ通り、倉敷市に支援をさせるための茶番を演じたあげくチボリ閉園という事態を招いた伝説の「倉敷チボリ公園の在り方検討委員会」の焼き直しだから仕方ないんでしょうが・・・。

www.pref.okayama.jp/kikaku/kikaku/tivoli.htm



ということで、今回は岡山県関係者からブックマークされている無識者約1名による

「倉敷駅北口の在り方を勝手に検討する委員会」をお届けします。


まず、


商戦激化 アウトレットパーク仙台港開店

headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000011-khk-l04


三井不動産(東京)が仙台市宮城野区の仙台港背後地に開発した東北最大のアウトレットモール「三井アウトレットパーク仙台港」が12日、オープンした。市価の3―7割引きで販売されるブランド品などを目当てに、午前10時の開店前から約3000人(運営会社調べ)が並び、周辺にもマイカーの列ができた。

テナントは衣料、雑貨、飲食など120店。うち東北初出店が82店に上る。「東北の味めぐり」のフードコートや大観覧車なども設け、観光客の取り込みも狙った。

仙台市では8月、JR仙台駅前に「仙台パルコ」が東北初出店。10月には郊外の同市泉区にチェルシージャパン(東京)が「仙台泉プレミアム・アウトレット」をオープンさせる。東北一の商都・仙台は大型商業施設の開業が相次ぎ、小売業の競争が激化している。


(9月12日14時40分 河北新報)


だそうです。


あと、このニュースは、

headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000000-hsk_sd-l04

でも


会場から3組の親子が来場者代表として選ばれ、テープカットが行われようとしたその時、楽天イーグルスの非公認マスコット・Mr.カラスコが乱入。騒然とする聴衆をよそに会場内を暴れ回ると、勝手にテープを切って立ち去ってしまった。ところが、「嫌な予感がしていたので、テープを2本用意していた」という越川所長の配慮が奏功し、あらためてテープカットを再開。


と、楽しく紹介されてもいます。


なんか、かつてのテーマパーク・ブームのデ・ジャブを見ているような気がして、微笑ましいですね。


なお、もし噂通り岡山県の倉敷チボリ公園跡に三井のアウトレットができた場合のテープカットでは、、


(職をなくしたものの、今さら野生には帰れず、ホームレス化していたチボリのマスコット)チボタン・チボリンが乱入し、スプレーで壁に「血彫裏(チボリ)参上!」と落書きしてチボリ公園奪回をアピール!


しかし、その場にいた石井知事(岡山県)と岡山県マスコットのモモッチに退治され、落書きを消させられた後、ゴミ拾いの奉仕活動を強制させられるというシナリオが用意されているそうです(今のところ嘘)。


ところで・・・


中国地方にも、3年前、広島に「マリーナホップ」というアウトレットモールが華々しくオープンし、大賑わいだったことはご存知でしょうか?


仙台のアウトレットパーク同様、観覧車もありますし、飲食店も充実していたようです。

http://khimyu.at.infoseek.co.jp/outlet.html


が、わずか3年でもうその賑わいはなくなり、店があちこち閉店している状態らしいです。

http://hiroshima.moe-nifty.com/blog/2008/05/post_8494.html


しかも、マリーナホップの運営会社は、今年の5月、民事再生法の適用を申請したそうです。


この話、つい最近知ったばかりなのですが、正直、驚きました。

(前、チラっと見た感じ、「倉敷にアウトレット作っても、ここには勝てないだろう?」と思ったぐらい楽しげでよさげな雰囲気だったので・・・)


だからだったのでしょうか?


岡山県倉敷市の倉敷チボリ公園跡をアウトレットモールにしようとしている三井不動産が、倉敷市の市議会議員さんに中国地方にはアウトレットがないと言ってこのモールの存在を伝えなかったのは・・・。

http://blog.livedoor.jp/shuko_y/archives/50612113.html

http://www.kurashiki-shigikai.jp/~aozorashimin/topics.html


理由が何であれ、このアウトレットモールの存在や失敗の歴史を伝えなかったところに、

三井不動産の自信のなさや不安、そして「作ってしまえば勝ち」という戦略を感じます。


というのも、三井不動産は、手がけたアウトレットモールが、たとえマリーナホップのような結果になっても、

栃木や仙台のようにアウトレットモールの激しい競争が起こって、それで惨敗しても、

自分たちだけはちゃっかり儲かる仕組みを確立しているからです。


前に、

http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10122028113.html

の記事で書いたことをもう一度話しておきますが・・・


三井不動産グループは、長期経営計画「チャレンジプラン2008」において、不動産全般に関するマネジメント事業の拡大を図っていくことを掲げました。当該事業は、共同投資を通じて不動産の開発を行い、付加価値を高めた上で投資家に売却、開発利益を享受するとともに(投資家向け分譲事業)、不動産の開発推進に関わるプロジェクトマネジメント、竣工後の建物運営管理を行うプロパティマネジメントを受託しており、「チャレンジプラン2008」における典型的な事業手法の一つです。
www.mitsuifudosan.co.jp/home/news/2003/1211/index.html


と書いてあるように、「土地ころがし」ならぬ「施設ころがし」が三井不動産のビジネスモデルです。


“倉敷チボリころがし”のケースでいえば、

・上手にプレゼンして関係者を丸め込み、アウトレットモールを作ること。

・物珍しさにつられて多くの人が集まり、話題になっているうちにできるだけ高く転売する。
というところまでがその仕事である可能性は高そうです。


もちろん引き続き運営もやるんでしょうけど、リスクを背負うのは彼らではなく、

子会社や投資家、そして地元(岡山県倉敷市)と地主(クラボウさん)という仕組みにするのではないでしょうか?



実際、


三井不動産が三井アウトレットパーク入間をREITに売却

http://blogs.yahoo.co.jp/funocchi2525/34337774.html


フロンティア不動産投資法人は2008年7月、三井アウトレットパーク入間など商業施設4物件を取得した。価格は合計で333億6000万円。売り主は三井不動産と、同社が組成した特別目的会社だ。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/nfm/news/20080703/524081/


この物件取得ですが。
売主はいずれも親か親の傘下ファンドのようですな。
J-REITというのはどう転んでも親にとっての便利なハコに使われる運命のようです。土地勘がないので価格の割高・割安は判断できません。
でも、三井アウトレットパーク入間と、WV SAKAEは鑑定機関の「運営収益」が実際の賃料収入よりも高めに設定されていることにご注目。実際には現在のテナントではそんなに賃料入りません。
http://blog.livedoor.jp/yuraku_love/archives/51224820.html


と、最近、大きな話題になっていた埼玉県入間市のアウトレットパークはもうころがしていたようです。


すでに、三井不動産本体だけは絶対に損をしないシステムを確立し、それを実践しているのです。


つまりは、もし、三井不動産が広島のマリーナホップの持ち主だったとしても、

最初の人気のあるうちに高く売却して、大もうけできていたということです。


言い換えれば、倉敷のアウトレットモールが広島のようになっても、三井としては問題ないわけです。



もしこのまま安易にチボリをつぶして安易にアウトレットを作ったら、呉ポートピアランドと倉敷チボリ公園の歴史をくり返す危険が高いように思えるのは、気のせいでしょうか?

(ポートピアランドはチボリより5年早くオープンし、10年早く閉園)


もちろん他で成功している三井ブランドのアウトレットモールは大丈夫なのかもしれませんが、倉敷駅北口はチボリという世界ブランドでも失敗した場所です。


それに、大丈夫だったら、なぜ、倉敷市議会議員さんや坂口社長に、広島のアウトレットモールのことを説明しなかったのでしょうか?


そう考えると、たびたびこのブログで紹介している岡山県の畦坪和範企画振興課長の言葉・・・


「坂口社長の案は、数日前に県へ話があった。社長のところにはいろいろな業者から話があったが、特に三井不動産が積極的だった

http://www.okanichi.co.jp/20080625123028.html


ここで語られている三井不動産の積極性は、

「今のうちにどんどん作ってどんどん稼いでおかないとこのビジネスモデルでは釣れなくなる」

という焦りのようにも見えて来ます。


もちろん、「三井アウトレットパーク」というブランド力は特別だと考えることも可能です。


しかし、三井不動産は、アウトレットモールにすべてを賭けている会社ではないですし、

どこか1つの店舗を特別大切にすることもありえません。


倉敷市民のみなさんにとってはたった一つの駅の北側の顔であり、

クラボウさんにとってはかけがえのない倉敷での工場跡地であっても、

三井不動産にはそんなことは関係ないのです。


立場的には、チボリ事業における岡山県のようなもので、

会社全体のマイナスになると判断すれば、情け容赦なくトカゲのシッポ切りをするでしょう。


三井不動産のビジネスはシビアです。


前にも書きましたが、オフィスビルを共同で建設した都内の土地オーナーに対して、裁判を起こしてでも、賃料を値切る企業です。

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/352/352016.html


三井不動産に土地を貸すと、クラボウさんは苦労するかもしれません。


「行きはヨイヨイ帰りは怖い」とは、岡山県と三井不動産を表す言葉だというと言い過ぎでしょうか?


あと、三井不動産の新たなグループ長期経営計画「新チャレンジ・プラン2016」は、最後にwww.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2007/0509/index.html

業績予想ならびに将来予想は、現時点で入手可能な情報に基づき、当社が判断した予想であり、潜在的なリスクや不確実性が含まれています。そのため、様々な要因の変化により、実際の業績は記述されている将来見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきください。


というメッセージが記されています。


前に書いたことを繰り返しますが、もし三井不動産が嘘つきでないとしたら、その「入手可能な情報」というのは、「中国地方にはアウトレットモールはない」と判断するレベル&クオリティーです。


そして、普通、要因とは様々に変化するものです。


那須塩原市の東北自動車道近くに「那須ガーデンアウトレット」が17日、オープンする。一方、佐野市の「佐野プレミアム・アウトレット」(佐野市)も15日、第4期の増設部分をオープンし、魅力アップを図る。夏休みを前に、アウトレットの顧客獲得競争が激しくなりそうだ。


一方、県外のアウトレットとの競争は激しさを増している。今年4月には三井不動産が「三井アウトレットパーク入間」を埼玉県入間市にオープンし、圏央道のインターチェンジからもすぐという立地条件もあって人気だ。秋には仙台市に三井、チェルシーが相次いで開業を予定し、東北自動車道沿いのライバルが増える。

(2008年7月10日 読売新聞より)


ちなみに、三井不動産がころがした入間のアウトレットパークは都心から40kmの位置にあるそうです。
http://www.city.iruma.saitama.jp/introduction/introduction01.html

ですから、西日本であれほどの賑わいを作るには、単純計算すると、大阪・神戸から少なくとも40km圏内でないと難しいと思います。


しかも、神戸にはすでにアウトレットモールが2つありますし、倉敷のアウトレットが最初盛り上がったとしても、神戸と倉敷の間の1つ作られたら、かなり苦しくなるのではないでしょうか?


三井アウトレットモールのライバルであるチェルシーが倉敷の近くに作るとか、西武のプリンス・ブランドのアウトレットが大阪・神戸から50km圏以内とかにできたら、かなり厳しくなるような気がします。


要するに、広島のように失敗する可能性が高いだけでなく、成功したら、ライバルがもっといい立地条件に攻めて来る可能性が高いということです。


なので、成功しても失敗しても地獄であることは理解しておくべきだと思います。


もちろん、「子会社を使っての施設ころがしビジネスモデル」を確立している三井不動産にはダメージはないと思うので、三井不動産の株主の人は安心してください。


困るのは、チボリをドブに捨てアウトレットに夢を見た倉敷の人やクラボウさんだけですから。



で、クラボウさんと倉敷市に対しては、「倉敷駅北口の在り方を勝手に検討する委員会」として、

アウトレットモールの誘致は、もう少し様子を見てからという提言をしたいと思います。


ぶっちゃけ、アウトレットモールが本当に定着するのか、一過性のブームで終わるのかは、もう少し様子を見ないとなんとも言えないのではないでしょうか?


もちろん、これは、チボリの跡地を、これからずっと倉敷駅北口の顔になり、街とともに発展し、歩んで行くような場を作る長期的なことを考えた持続可能な開発をしたいのであれば、の話ですが。


そうではなく、目先の儲けが欲しいだけなら、クラボウさんは三井に土地を売ってしまった方がいいと思います。


ただし、倉敷市の伊東市長がそういう投機的な開発のために土地の使用目的を変更することを許可してくれるかどうかはわかりませんが・・・。


くり返しますが、「倉敷駅北口の在り方を勝手に検討する委員会」としては、アウトレットモールで持続可能な開発をしたいなら、あと3年ほど、全国の動きを見極めるべきだと思います。


で、ちょうど、上で紹介した栃木のアウトレットは、東京から新幹線で1時間ぐらいの距離らしく、大阪・神戸と倉敷と同じような位置関係だと言えるので、特に栃木の様子を気にしていれば、参考になるのではないでしょうか?


とにかく、アウトレットモールに関しては、今はまだデータが少な過ぎます(=駅の前という大事な場所を明け渡すにはリスクが高過ぎるような気がします)。


ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」さんの「コラムめ・て・みみ」というコラムの3/5分には、以下のようなことが書かれていました。


広島のマリーナホップの運営会社が民事再生法の適用を申請する2ヶ月前の記事です。


日本でアウトレットモールが本格化して10年になる。この新しい小売業形態に当初は遠巻きに見ていたアパレルメーカーも、今ではキャッシュフローを増やす有効な手段として積極的に活用しており、根付いた感がある。それもあってか今年から再び新設、増床の動きが一気に加速しそうだ。


果たしてこれらの店が本当にうまくやっていけるのだろうかと誰でもが疑問に思うだろう。実際に「ショップの半分は前年割れ」と転機を迎えているモールもある。
 テナントは人不足や売れ行き鈍化など潮目が変わったことを受けて、プロパー店を含め出店戦略を抜本的に見直すところが増えている。アウトレットに対しても例外なく厳しい目で精査するのは必至だ。これからの10年に向けて確かな戦略を練り直す正念場と言えるだろう。

http://www.senken.co.jp/column/m200803.htm


今ちょうど転機というか分岐点にあるようです。


そう考えると、アウトレットモールがこれから日本に根づいて行く持続可能なビジネスなら、3年後に作っても遅くはありません。


早く作ったところで、ライバルに後出しジャンケンされたら、展開が苦しくなるのは目に見えています。


三井が本当にアウトレット業界でずば抜けた力があり、本当に倉敷駅北口がアウトレットにベストな場所なら、後から作っても大丈夫でしょうし、むしろ、後から作った方が有利になるといえるでしょう。


もちろん三井は3年も待たず手を引くかもしれませんが、アウトレットがそんなにいいビジネスなら三井に代わるもっといい業者が現れてそこと組めるかもしれません。


3年後にどこと組むにせよ、三井の言いなりになって失敗して切り捨てられるよりはマシです。


また倉敷が本当に魅力的な場所で、三井がどうしてもそこでアウトレットをやりたいなら3年待ってくれる可能性もあります。


まあ、もし、三井不動産が本当に「施設ころがし」狙いで売り込んでいたなら、「今作らないとダメ」と急かすと思いますが・・・。


で、3年間、様子をみる間、どうするのか?


まず、1つめは・・・、


チボリ・インターナショナルに相談し、条件が合えば、とりあえず3年間限定という契約で、倉敷チボリ公園を存続させて、アウトレットモールとどっちがいいか比較してその後どうするかを決める。


まあ、これは、あまりに我田引水的な提案なので、本当はあんまり言いたくなかったのですが・・・


でも、なぜ、そうする意味や価値があるかだけ、言わせておいてください。


これは、ズバリ、今、全世界で、チボリ・インターナショナルほど、倉敷駅北口のあの場所を大切にし、再開発に真剣になってくれる企業はないと思うからです。


さっきも書いたように、三井不動産にとってはいろんな事業のうちの1つであるアウトレットモール、そしてそのうちの1つが倉敷、それだけです。


他の開発業者も同じでしょう。


担当者は真剣にがんばってくれるかもしれませんが、今のこの時代、どこの企業も、リスクが高くなった事業、失敗した事業に見切りをつけ、切り捨てるのは早いと思います。


成功している企業ほどそうでしょう。


でも、それでは、本当にいい倉敷のまちづくりもクラボウさんの倉敷市への想いや愛情をこめた開発もできませんよね?


やるなら、心を一つにして一緒にがんばれる、あの場のために全力を尽くせる人や企業と組むべきではないでしょうか?


チボリ・インターナショナルにとっては、倉敷が初の海外での事業、倉敷チボリ公園は、世界でたった一つのデンマーク以外でのチボリ公園です。


つまり、あそこは、チボリ・インターナショナルにとって、今後、世界展開できるかどうかがかかっている大切な拠点でもあったわけです。


それを岡山県によってズタズタボロボロにされたあげく、経営に参加するチャンスも与えられないまま、取り上げられたんです。


想いを・・・夢を・・・魂を・・・


正直、彼らが悪夢でしかなかった倉敷をどう思っているのか心配ですが、少なくとも岡山県よりは、倉敷駅北口のあの場所、クラボウさんのあの土地への想いや愛情があるのは確かだと思います。


また、チボリ・インターナショナルという会社にとってチボリ公園の運営は、会社の生死を決める大切な事業であり、それがすべてと言っても過言ではないでしょう。


それはチボリ・インターナショナルが倉敷チボリ公園の事業、つまり、倉敷駅北口のあの土地の再開発にすべてを賭けて取り組んでくれる企業だということです。


しかも、倉敷チボリは、これまでこのブログでも指摘した

・儲けようとしないシステムによる赤字

・テーマパークの生命線でもある「新たな魅力」を生み出す努力をしない経営方針

http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/theme-10007625235.html

http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10138268384.html

という災いをもたらしていた石井知事(岡山県)から解放され、

ようやく「本当のチボリ」をやる環境が整ったところです。


これだけの立派な公園があるのに、まともなテーマパーク経営を一度もしないまま終わらせるのは、

あまりにもったいないですし、相当バカげたことです。


せっかく開園以来、最高の環境を得られたところだというのに・・・


さらに言うと、他のどこでもない倉敷駅の北口というあの場所・あの環境の中で11年、公園を運営したことで蓄積されたデータと経験、ノウハウもあります。


また、テーマパークや遊園地という業種自体、アウトレットモールとちがい、全国各地のいろいろなデータが豊富にあるはずです。


倉敷チボリ公園にとっては、

・本家のマニュアルを丁寧に実践して成功した東京ディズニーランド

・本家のテコ入れで再生したユニバーサル・スタジオ・ジャパン

という2つの成功例というお手本がある上、ハウステンボスというよく似た内容・環境のテーマパークの再生事例も参考にできます。


大株主である倉敷市とクラボウさんがチボリ・ジャパンにいろいろな資料を請求し、データを分析した上で、

東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン、ハウステンボスを参考にすれば、

これからどのようにでも作戦は立てられるのではないでしょうか?


それと、クラボウさん、ヨーロッパに製品を輸出しているなら、チボリ・インターナショナルと組んでビジネスをすれば、本業の方にも大きな宣伝効果というかプラスになるのではないかと思うのですが・・・。


一緒に運営するのは難しいにせよ、何らかの形でチボリ・インターナショナルにもう一度チャンスをあげれば、

「デンマークの魂“チボリ”を救ったクラボウの英断!」

として、ヨーロッパで語り継がれることになりますよ、きっと・・・。


甘いですかね・・・?



あと、もう一つの案は・・・


ジャジャン♪


倉敷チボリ北欧Expo(あるいはフェスティバル)!


これは、3年間のうち1年から1年半の期間を使って、北欧のことをいろいろ知り、学びながら楽しみ遊ぶ

「お祭り+博覧会+チボリ公園」という感じのイベントを開催するという構想です。


このまま3年限定でチボリを存続させると言っても、現実にチボリ・インターナショナル単独では無理かもしれませんし、かと言ってパートナーとなる運営元やらスポンサーやらを探すのは厳しいかとも思うので・・・


いっそのこと、ミニ博覧会的なお祭りイベントを開くことで、何とかしようという作戦です。


今、「北欧に学べ」というのが流行のキーワードになっているようですし・・・


岡山・香川は、瀬戸大橋とオーレンス橋が姉妹縁組を結び、デンマーク、スウェーデンと縁が深まっていますし・・・


で、

デンマーク、スウェーデンだけでなく、フィンランドとノルウェーにも参加してもらって、北欧についての展示や食べ物、名物のエンターテイメント、そしてサンタクロースetc.

を紹介しつつ、北欧型の福祉社会や教育などについて学べるようにもして、

日本の社会のこれからの在り方を真剣に考える問題提起をするようなイベントにするというわけです。


当然、岡山県が財政危機を乗り越えるヒントもたくさんもらえるでしょう。


で、これは、基本的に今の倉敷チボリ公園の施設を利用し、

チボリ・インターナショナルにエンターテイメントや公園・遊園地の管理・運営を任せる予定です。

(できれば、オリエンタルランドさんのような日本の企業にサポート・協力してもらいながら)


北欧型社会というのは、ずっと人を大切にして来たクラボウさんの文化や伝統と合うと思いますし、

デンマークのユーザー・デモクラシーやフィンランドの教育など、倉敷市としてもいろいろ交流し学べれば、大きな財産、そしてまちづくりの参考にもなるのではないでしょうか?


そして、そのイベントの出来や盛り上がりによって、チボリ存続かアウトレットモールか、あるいは他の開発かを考えるようにしたいと思います。


で、もしそのイベントをやるなら、


*ヨーロッパに製品を輸出しているらしいクラボウさんのPRにも生かしてもらう。

(北欧がクラボウさんのマーケットにならないなら、チボリの名前のルーツであるイタリアのティボリにちなんで、倉敷チボリ・ヨーロッパExpoでもいいと思います。北欧の国以外は、クラボウさんが取引したい国を優先的に招待するようにして)


*チボリ・インターナショナルの名誉挽回と国際戦略のPRの場にしてもらう。

(日本以外の国際展開をしたい国の業者を視察に呼んで、チボリ・ブランドがデンマーク以外、日本でもちゃんと通用・成功することを証明して見せられる場を提供する。倉敷チボリの失敗は岡山県のせいでチボリ・ブランドのせいでないところを世界に発信させてあげる)


*多くの日本人が北欧の社会について知り、もっと心の豊かな社会を作るきっかけ、社会のあり方の選択肢を増やすきっかけにする。


*クラボウ館、倉敷館といった感じのパビリオンのようなものも作り、北欧の人、ヨーロッパの人に「世界のクラボウ」をアピールし、倉敷市も「世界的な観光都市」の第一歩を踏み出す。

(伊東市長のマニフェスト?の中には、世界から観光客の来る倉敷とか、そういうのがあるので、一応、その公約にも配慮してます)


ということも目標として入れて、ちゃんと成果を上げるよう、全力を尽くすようにして欲しいです。


そうすれば、たとえチボリを存続できなくても、チボリ・インターナショナルに恩返しや償いができるでしょうし、デンマークや北欧諸国との国際交流が生まれ、倉敷も国際的なアピールができていいと思うのですが・・・


そして何より、倉敷チボリ公園そのものも、終わるにしても最後に華々しいフィナーレを迎えられるでしょうし・・・。


(こんな悲惨な終わり方を自ら「感動のフィナーレ」と呼ぶイベントで、終わりというのは、あまりにイタすぎます。「感動のフィナーレ」というキャッチコピー、あれ、多分、社長の発案ですよね?じゃないと、誰かやめさせてるでしょう・・・「感謝のフィナーレ」とかにしてくれてれば、そのコピー見ただけで泣けたのに・・・/この話の意味のわからない人は倉敷チボリ公園の公式サイトを見てください)



以上、「倉敷駅北口の在り方を勝手に検討する委員会」による感動の報告書「持続可能な倉敷駅北口開発~チボリ閉園即ホームレス・どうなる?チボタンのお正月2009」でした。


では、みなさん、「倉敷チボリ北欧Expo(あるいはフェスティバル)」のテープカットでお会いしましょう!



<グランド・ファイナル・アクション>

Knockin' on Miracle's Door!~チボリにチャンスを!!

http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10108871214.html


<参考・関連記事>

倉敷チボリ公園に捧げる「希望の未来図」
http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10129965894.html


それならチボリを生かせるのでは?~Give Tivoli A Chance!

http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10135931545.html

チボリ・インターナショナルの提言とは?~その真意と活用法

http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10138268384.html


地上の星たちへ~“プロジェクトT”の救世主はあなたです。

http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10127648977.html


倉敷チボリ公園の赤字について

http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/theme-10007625235.html


もしも東京ディズニーランドが……2
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王様は裸、チボリは再生可能
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岡山県への疑問~第3の選択を消された倉敷チボリ公園
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シカトされた救世主~握りつぶされていたチボリ・インターナショナルの経営参加
http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10125215227.html

本当にこれでいいのか?倉敷チボリ公園
http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10114069680.html


<To be continued?>
もし倉敷チボリ公園の物語がつづくとしたら、それは、あなたの物語としてです。
http://tivolistories.blog36.fc2.com/