京阪宇治駅構内のアートな異空間
引き続き京阪宇治駅から、
いつもの頭端駅の車止めチェック、
阪神武庫川団地や
小田急新宿にもあった
ドイツのRAWIE製のものでした。
この駅の改札を出て前回のユーフォニアムの等身大パネルのところまで行ったのですが、
この駅はアニメや車止めだけにとどまらず、
なによりこの駅舎そのものが個性的、
打ちっぱなしのコンクリート壁に幾つもの円弧で構成されたデザイン、
まるで美術館の中にいるような空間、
この柔らかな円を基調にしたデザインは宇治の茶畑から着想を得たものだそうですが、
こちらは今年の8月に行った南海ラピート30周年展の様子ですが、
この駅のデザインが南海ラピートを手掛けた若林広幸氏の手によるものと聞くとさらに納得です。
アニメが先でリアルが後追いであるかのような空間、
私鉄駅初のグッドデザイン賞と近畿の駅百選に選出されています。
駅舎の外観、
駅名表示の下にはステンドグラス、
横を流れる宇治川、
こちらはJR奈良線の線路をくぐった先、裏側から見ると内壁から連続した円弧のデザインが確認できます。
駅前のロータリーから府道に出るとその宇治川に架かる宇治橋の袂に、
この間の瀬田の唐橋とともに日本三古橋に数えられる橋。
いずれもが都へと繋がる要衝に架橋されたもの、そのため日本三大が畿内どころか半径僅か12~13キロ圏内に収まってしまっています。
こちらも欄干に擬宝珠と唐橋同様にクラシックな意匠に、
宇治橋を渡って、
今度は宇治川の対岸から京阪宇治駅を望みます。