宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第一章 嚆矢篇・・・
遅ればせながら鑑賞報告、
毎度のことながら
配布特典目当てに初日に劇場へ(左のヤマト新聞は購入です)
宇宙戦艦ヤマト2199の続編にして、
あの“さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち”の現代解釈アレンジ版
リメイクです。
冒頭の“無限に広がる大宇宙”から
白色彗星のパイプオルガンの旋律
そして英雄の丘に新造戦艦アンドロメダ、
BGMもオリジナルに準じたものでわくわくでした。
特にアンドロメダは自分にとっての今回の2202最大の目玉で、
当時このデザインがヤマト以上に好きでプラモも複数持っていました
ベースのスタンドに何故か古代と雪の像が付いていた1/700だけでなく
メカコレも複数作りましたよ。
ただ、旧作劇中での扱いが悲しすぎるほどの噛ませ犬状態だったので、
今回の新シリーズでは華々しい活躍=リベンジを期待しております。
また、今回空母形態のバリエーションを含む同型艦が5隻に増殖、
これはこれで嬉しいのですが、
これでかつての拡散波動砲搭載型の主力戦艦と
その派生型の宇宙空母が出てこなくなるのかな?
と思うと少し寂しいような。
こちらは劇場に展示してあった最新キットの完成見本。
これプレバンあたりでバリエーション出そうですね、
5隻揃えようなんてツワモノいるのかな?
個人的評価・・・3 ☆☆☆★★
2199に比べるとやや人物の作画が粗く感じたのと、
スピード感を重視しすぎたためなのか、随所に見られる強引なストーリー展開、
人命軽視と物資の浪費としか言いようのない無策な艦隊戦、
ゆうなぎを除いて、まるで遠隔操作の無人艦同士が戦ってるようで・・・
チートな大戦艦撃墜なども、そこがヤマトらしいと言ってしまえばそうなのですが、
対ドメル戦の時のように敵味方人物を入れるなりして、
もう少し丁寧に見せてほしかったところ。
そしてエンディングのテーマ曲、
懐かしの“ヤマトより愛をこめて”が使われたのですが、
昔のリアルタイム世代がこれすりゃあ喜ぶだろうっていうだけの
安易なファンサービスのように思えてしまって・・・
(ここがよかった!って感じた方、ごめんなさい)
そもそも“さらば・・・”での一人また一人と倒れ、
ラスト雪の亡骸とともに特攻する古代の心情とシンクロする歌詞ですし、
例えるなら、シャア・セイラ編やルウム編のラストに“イエス マイ スイ~ト♪”って
“めぐりあい”が流れるような違和感・・・
さらに曲調も古い歌謡曲なので、
福井脚本に結城キャラとの相性も悪くて自分にはダメでした。
さらば~地球よ~♪の主題歌が無かったのも寂しかったですね。
イスカンダルに行かなくても、むしろこちらを使ってほしかった。
ガンダムでもゴジラでも、スターウォーズにも言えるんですけど、
古参の熱烈なフリークを持つようなシリーズについては、
今風のキャラや新解釈の世界観に惹かれて新規顧客となる若年層と、
あくまで当時のオリジナルに固執する頭の固い懐古主義派に、
客層が二極分化されてしまうので、落としどころなど難しいんだろうなと思います。
とか言ってる当人は時に涙目&胸熱になりながら
上映中終始画面に見入ってしまっていたところを見ると
引き込まれていたことは確かなので、
かつて“さらば宇宙戦艦ヤマト”にはまった世代目線での評価ならば
☆5つで間違いないと思います。
2週間限定のイベント上映です、まだの方はお早めに!
さいごに
むかーし部屋に貼ってあったポスター、
よく残してあったな・・・