毛皮 革製品の修理やリフォーム 仕立直しなどでお悩みの方に、少しでもお役に立てればという修理やリフォーム参考例を紹介するブログです。毛皮 革製品 等の修理でお困りの方はこちらへ大木毛皮店 井上 まで直接お問い合わせ頂いて結構です。ギターバカなのでギタバカと申します。悩める毛皮ファンの皆様の参考になればと思います。随時更新中! 大量の参考事例集は↓から


先ほど 先日行われたコンクールの
敢闘賞 の賞状が郵送にて兄貴のもとに
届いた。
ご丁寧に東北大会の事務局の方から
下記のようなコメントも頂きました。
歌を喰うことなく・・・
シンプルな演奏にした結果だべと思う
まあ あれ以上の 表現力も無いのだが
しかし このとき使用したギター
お客様がこの日のためにワザワザ
借りてきてくださった。
MASARU KOHNO NO.10
クラシックギターは ジャンク品の2,000円の物しか持っていない
素人のギタバカには尚のこと その音色の素晴らしさがわかった。
別次元 音の大小などではない 弾むような響き
単なる 音 ではなく 素晴らしい 音色だった。
持ち主の方にも 本当に感謝です。
ありがとうございました。 ギタバカ
昨日
2018-04-17
2018-04-16
今回のご紹介はダークミンクのハーフコートを
可愛らしいショート丈のジャケットにリメイクします。
最初はお電話でのお問い合わせでした。
ブログを見ていただいたとのことで
その中にご希望のスタイルがあったようで
お話もスムーズにすすみました
もう一点同時に前合わせの紐をつけたいとのことで
ラビットのダブルフェイスジャケット もお預かりしました
作業開始前の画像です。
BEFOR
途中経過を画像付メール等で
ご連絡を取らせて頂きながら作業を進めます。
型紙に合わせて水分を含ませた毛皮を
板に張り付け 自然乾燥させます。
これはエリの部分ですね。
これは前身ごろ
毛の流れや出来上がりを考え
使う場所は袖は袖 前身ごろはまた前身ごろとは
限りません。
手間がかかっても出来上がりが自然で
美しく仕上がるよう心がけます。
乾燥後 裁断し縫製 組み立てます
襟 袖口が付く前の画像
エリをつけてほぼ形が出来上がった段階で
画像をメールでお送りしてご確認いただきます。
そして裏地をご希望の赤に選択し
縫製して完成です。
裏地は化繊の赤
もともと付いていた毛皮のブランドラベルも
リフォーム後の裏地に再度取り付けます。
これは SAGAMINK SILVER LABEL
肩先まで覆う大きいエリです
お客さまのご感想です
お世話になっております。
昨日お品物が到着しました。
想像以上に良い仕上がりで、大満足です。
直接お会いせずに、メールのやり取りだけで
リフォームをお願いするのは初めは少々不安でしたが、
井上様からの適切で丁寧なアドバイスを的確な
タイミングで頂けたお陰で安心して リフォームをお任せすることができ、
また仕上がりもイメージどおりでした。冬が来るのが待ち遠しいです。
素敵なおまけまで頂いてしまって、本当にありがとうございました。
山形に行く事がありましたら、是非お店にも立ち寄って
リフォームではないお品物も拝見したいです。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
喜んでいただけて 本当に良かった!!
ギタバカ
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簡単なものから難易度の高いお直し
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何でもお気軽にお問い合わせください
他店より高い!! とはめったに言われませんが
他店で修理後 再度ご来店されるお客様は
たまにいらっしゃいます。
デパートの催事や
百貨店の毛皮コーナー
リフォームの受付窓口は結構存在しますが
職人自身が直接お客様からご相談を受け
対応する窓口は数少ないですし
たぶんこのブログ以上に修理 リフォーム例を紹介するところも
無いと思います。まあ たぶんですが・・・・
このブログの BEFOR AFTER は
全て現物を撮影してますので
期待を増幅させるような やらせ 演出 は一切ありません。
他の関連サイトでは
「これが本当にこれになるのか ・・・」 みたいな
私が見て一目でわかるような怪しい画像を
かなり見ますが・・・・
何せこの縫製作業 撮影 記事 掲載 そして品物の発送まで
全てを私ギタバカとベテランの女性スタッフが行っているのですから。
たまに超ベテラン職人の会長(創業者)も登場しますが・・・
他店の不良修理後の再修理でも 可能な限り対応させていただきますので
どうぞ お気軽に!!
(有)大木毛皮店 ギタバカ まで
TEL 023-641-8582
前合わせのヒモを製作取り付けました
ヒモ製作 取り付け 1,000円~
兄貴と私ギタバカが
仙台市戦災復興記念館において行われた
アマチュアシャンソンコンクール 東北大会
に参加してきた。
参加者数は アマチュア 53名
年齢は中学3年生の女の子から82歳の男性まで
朝 10時会場に到着し受付を済ませ 順にリハーサル
その時点で他の参加者のレベルの高さに
「こんなコンテストにど素人バカ兄弟が
本当に参加していいものだろうか?」
と感じた
シャンソンなど全く知らずに参加している
ただの伴奏のギタバカには
周囲で話しているシャンソンアーティスト名や
曲名 等 全く知らないものばかりだった
それに付け加えギター伴奏での歌は
我々のみで 他の参加者は全員
プロのピアニストや自分か通っている
シャンソン教室の本職のピアニストによるものだった。
リハーサルの時 会場スタッフは私の対して
「先生 椅子はどのように置きましょうか?
譜面台は必要ですか? ギターのマイクの向きは?・・・・」
などと 先生でもなんでもない 素人ギター伴奏の私に言っていたようである
恥ずかしくてとっととその場を退散した。
きっと他の方がプロの伴奏者なので
私のこともどこかのギター教室の先生とでも勘違いしたのだろう。
普段スライドギター等をを好んでプレイする私には
クラシックギターの鳴らし方やその奏法 構えかた等
いまだに全くわからない
テープ審査の際の録音はあぐらをかいて
弾いていたため支障は無かったが
ステージ上では当たり前に椅子だった
椅子だと太ももの上にギターボディーのくびれ部分を
のせて構えるわけだが椅子に座って構えると
どうにも弾きにくい
そういえばクラシックギターを構える場合
足台というものを使うと言うことを
その現場でやっと思い出した次第だ。
まさにど素人 アマチュア コンクールなのだからしょうがない。
しかしかなりの長時間だった4時半開演で終わったのが9時を過ぎていた。
この長時間の拘束に耐える力も上を目指す参加者にとっては
必要なのであろう。
審査が難航したのか分からないが
大分結果が出るまで時間がかかった
間違っても 我々バカ兄弟の演奏の採点がその原因では無いだろう。
出場 53名
敢闘賞 5名
奨励賞 1名
歌唱賞 1名
東北代表 5名
全く期待などしてなかったがこの中の
敢闘賞を頂いた。
「おばあちゃんから頂いた毛皮のコート
が3着あるんですけどリフォームしていただける
店を探してました。お願いできますか?」
電話での問い合わせでした。
もちろん大よそのお見積りをお伝えしますが
実際品物を拝見するまでは毛皮の状態等
少し心配です。
数日後 りフォーム内容等を
雑誌の切り抜きを添付して詳しく内容が記された
お手紙がコートと一緒に到着しました。
合計3着のご依頼で
まず一着目に取りかかるのが
このコート
素材はスカンブラックミンク
ブラックでもナチュラルミンクですので
ほとんど焦げ茶です。
縫い目等全て解いて平らな状態の毛皮
に見本から取った新しいパターンを
あててみて毛の流れや使う部分を
考えます。
身頃の使用面積に問題ありませんが
もとの袖の毛の向きが斜め使いなので
そのまま使うかそれとも身頃同様
上から下まで真っ直ぐするか
出来上がりや依頼者様のご意見を伺って
判断します。
斜め使いの袖
そのままでは型紙が入りません
このように一度 縫い目を解いて
ずらして縫い直せば
型紙がすっぽり入ります
そのまま乾燥
そして各パーツごと縫い合わせて
形が出来上がった段階でボディー等に
着せて写真を撮り 依頼者様にメールでお送りし
確認していただきます。
今回の場合 最初前合わせの部分に
5cmの重なりがあったのですが
重なり無しの付きあわせになり
このように変更になりました。
袖口もフレアーに変更になりました
そして完成!!
お客様にお送りし 後日電話を差し上げたら
「軽くて デザインも 気に入りました。
2着目もよろしくお願いします」
と喜んでいただけました。
また次もお役に立てるようがんばります。
ギタバカ