弁護士や司法書士に頼むと高い、安い?相続に必要な費用感に対する調査
日本クレアス税理士法人(東京)は、全国の30歳~70歳の男女487人を対象に「相続の申告に必要な.......... ≪続きを読む≫

弁護士の料金は高いというよりも、よくわからないという意見の人が多いのかと思います。

 

現実問題、遺産分割でもめて調停、裁判になったら少なくとも、何十万かはかかりますが紛争の内容、難易度によっては桁が1つ以上あがることもあります。また、相続税や登記の問題もあわせると、税理士、司法書士にも依頼しなければならないので(基本的に弁護士はできませんし、相続性や登記の問題は無視できません)、その分の費用もかかります。

 

他方で、遺言書や遺産分割協議書の作成のサポートであれば、もう少し安くなる感じはします。もっとも必要な調査はあるので、単なる相談以外であればそれなりの料金はかかります。

 

その上で、相続に限りませんが、弁護士の立場からすると、実際に相談を受けてみないと見積書も出せません。あらかじめ、ホームページに「〇〇円」と断定的に書けるものではないのですし、電話口で料金呈示もできません。弁護士の業務が完全オーダーメイドだから、やむを得ないところがあります。

 

また、弁護士の仕事って意外と外からわからない部分があります。弁護士が相談を受けたり、法廷に出る場面だけが仕事ではありません。むしろ、それ以外の事務所での作業のほうが多く、1日誰にも会わずひたすら書面作ったり、調べものをすることも少なくありません。こうした姿は依頼者から見えませんが、これも弁護士の業務範囲です。

 

こうしたことから、弁護士と依頼者の間で報酬に関する紛争は絶えないのかなと思います。