かねりつです。
 
先週のNHKマイルCではまさかの最低人気⑩カワキタレブリーが激走! 3着に入線し、大波乱を演出しました。私が受け持つ超人気薄馬を探せのコーナーでも当然⑩カワキタレブリーについては触れておりました。が、その評価は「主な実績にデイリー杯2歳S3着があるも力不足。参加賞」というもの…。全然、参加賞以上に輝かしい銅メダルでしたね。うーん。競馬って本当に難しい。
最低人気と言えば今週行われるGⅠ・ヴィクトリアマイルにも縁がありますね。今から7年前の同レース、ここでは最低人気のミナレットが大逃げ。あわよくば勝利かというような3着がありました。2着にも12番人気馬が入り記録された3連単2070万馬券は今もGⅠ史上最高配当として破られておりません。100円玉が2070万円…。非常に夢がありますよね。だからと言って「じゃあ最低人気から買うか」みたいな単純な話ではありませんが、過去10年で二桁人気馬が7度も3着以内に来ている事も踏まえれば、いつも以上に超人気薄馬にも警戒は必要と思われます。是非とも穴馬度高評価で取り上げた超人気薄馬の激走に期待したいものです。
尚、除外対象馬4頭は含みません。
 
※穴馬度は10点満点で診断します。
 
超人気薄想定 ローザノワール → 穴馬度1点
おそらくトレンドの「最低人気」に当てはまりそうなのはこの馬。だが、戦績的にもダート色濃く、芝勝利経験あっても時計は平凡。距離もベストはもう少し長め。様々な奇跡が重ならないと到底上位は厳しく、2週連続最低人気の激走はさすがになさそう。
 
超人気薄想定 アブレイズ → 穴馬度1点
NHKマイルCでは3着入線の最低人気カワキタレブリーに騎乗した菅原明騎手騎乗馬。ここで穴をあければ満場一致で「令和の穴男」と命名していいだろう。だが、そうは問屋が卸さないのが競馬。実績上位の人気馬がこぞって凡走でもない限り上位進出は難しいだろう。
 
超人気薄想定 メイショウミモザ → 穴馬度1点
阪神牝馬Sでは乾坤一擲の末脚で単勝68倍の低評価を覆し見事な重賞初出走初Vを飾る。だが、過去10年で阪神牝馬Sを制覇した馬のヴィクトリアマイル成績は2着が1回のみ。しかも東京コースは初めてと壁は厚い印象。
 
超人気薄想定 シャドウディーヴァ → 穴馬度3点
GⅠ戦は9度目の出走と経験は豊富だが全て跳ね返される。しかし、東京コースでは好走歴が目立つ。決してマイラーとは言えないが、東京巧者が好相性を生かしきれれば万馬券の使者となる可能性は十分にあるかも。
 
超人気薄想定 クリノプレミアム → 穴馬度4点
中間着順が少ない珍しい馬。戦績を見返すと好走か惨敗かというレースがほとんどで成績ムラはマイナス査定も大波乱演出経験あり。だが、これだけ戦績にバラツキがあるにもかかわらず、4回騎乗して全て連対(2-2-0-0)を果たした松岡騎手が騎乗というのは心強い。長らくGⅠ勝利からは遠ざかっているが、余程本馬の癖を手の内に入れていると考えてよい。
 
超人気薄想定 デゼル → 穴馬度2点
本記事で挙げた候補の中で最も可能性がありそうに見えるも阪神牝馬Sの負け方は頂けない。また鞍上も川田騎手から藤岡康騎手にチェンジ。ポテンシャルの高さは確かにあるのだが、GⅠの大舞台でそれがいきなり発揮され好成績を収められるかとなれば微妙。
 
今回はパンチ不足の印象もありますが、敢えて強引に取り上げるのであれば個人的にはクリノプレミアムあたりかなと思います。ただ、荒れる時はパンチ不足もへちまもなく不意に出現する訳ですから。先週のカワキタレブリーだってマークシートの塗り間違えでもしない限り、まともに予想したら確実に消えてしまうような馬でしたから。万馬券を獲るにはかなりの無理も必要ということ。これに尽きます。大きな配当目指してたくさん無理していきましょう!