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輪廻転生とか因果応報と言うと

仏教や密教
またはジャイナ教とかバラモン教とか
宗教の世界の話になってしまぅけれど

今ある姿は"過去の結果"と言えば
簡単に説明がつくことがたっくさんある

人の好き嫌いも
過去の経験に基づいているし

能力的に出来るコトと出来ないコトなんて
人の過去を知るのに分かりやすい

理由もなく人から嫌われるコトは
決してないからこそ

理由のないいじめとか
理由のない差別には耐えられない


芥川龍之介といぅ人はこういった
エゴイズムからくる仕打ちを書くのが
すごく上手な人な気がする

ま、たくさんの芥川作品を知らないで
こんな適当な意見は言ってはいけなぃと
思うのだけれどね



生きているときに
散々悪いコトをしてきたカンダタ(犍陀多)

御釈迦様は地獄に行ったカンダタに
生前1度だけ蜘蛛の命を助けたコトがある
という理由だけで地獄に蜘蛛の糸を垂らし
カンダタを助けよぅとする

結局は他の罪人たちも登り始めて重みで
糸が切れチャンスを台無しにしてしまう
そんなお話

カンダタは続々登ってくる罪人たちに
糸から下りろとエゴイスティックに言い

御釈迦様はカンダタを慈悲のない人と嘆く

最後に

『しかし極楽の蓮池の蓮は
少しもそんな事には頓着致しません』

と御釈迦様とカンダタの一連の話を
放り投げてしまぅ感じがあって
アタシ的にはここがとても好き


いぃ生き方をしてこなかった人でも
更生するチャンスはあるし

またもらったチャンスは
人へ還元していくのが生きる道とも説く

文学や映画などはアタシたちに
幾度も幾度もおんなじコトを伝えてくれる

最後に残るのは
人へ対して愛を持って接しなさいと

なのに人間って
本当にエゴイスティックで図々しい

欠陥だらけで
おんなじ間違いばっかりしていて

未熟だし不完全だし不安定

でもね完璧な生き物ではないからこそ
愛おしかったりする

人間が好きだなぁ

そんなコトをふと考える作品だった






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