公益移行の基本は「事業の分解」
明けましておめでとうございます。
いよいよ移行期限の年となりましたが、これから移行申請をする法人様の準備は順調に進んでいますか。
移行を検討するとき、身近の税理士・会計士さんに相談したら「公益になるのは難しいので、とりあえず一般法人になっておきましょう」というアドバイスをいただき一般法人にしたという法人様が多いようです。
しかし、法人様にしてみれば、最初から公益法人として活動を継続していきたかったという考えが多かったようです。
さて、公益法人にするこということのどこが難しいのでしょうか。公益認定基準は法律に定められていますので、これをクリアしていれば委員会の答申が出ることになります。
まず、現在活動をしている法人の事業と今後行う事業を総括し、似たような事業を分類して収支計算を行います。
基準をクリアできないときは利益を出す事業を収益・共益事業に分けたり、一つの公益事業を二つに分けたりして基準をクリアすることです。
基準をクリアする事業体系を完成させたところで、法人がこの事業計画を実行できるのかを検討してください。
最初に法人の事業を分解したデータを作成し、ご検討ください。
このように進めれば、ほとんどの特例民法法人は公益法人として継続は可能なはずです。
ご不明点は、ご遠慮なくお問い合わせください。