チャンミンのしれん 19 ~ Kiss Y ~ ③ | ねーさんの部屋

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ユンジェの妄想部屋です(時々旅グルメ)



“ジェジュンのお好み”満載の歌詞ですね。




『今日も電話して 僕をまた愛して
君も望んでいるだろう~♪』



…って、望んでるのは、ジェジュンでしょう。



ふむ…。


これじゃ、ユノでも恥ずかしいでしょうね。



ところで、あんたたちは、どこを言い合ったんですか…?



セリフ的なとこと言えば…
「脱がせて」か、「上から下…」のとこですか?



・・・・・・。



恥ずかしいですよ!



そんなこと、言い合ってやってるんですか…。


うわっ! “やってる”なんて、イヤラシ~!!




ベッドの上で膝立ちで向かい合う2人の姿…、



「脱がせて」と1人が甘くささやいて誘い、
高まる興奮を押さえながら、
ゆっくりとボタンを外し、シャツをまくり上げ、
脱がせ、脱がされていく。



すべてを脱ぎ去り、生まれたままの姿になると、
広いベッドに横たわり…、
すべてを見せるように視線の先に身体を開く者…。



そして、魅惑的に自分を誘う裸体に視線を奪われ、
その身体を、上から下、前から後ろ…と、
舐めるように視線を這わせる者…。



そんな濃密な場面を、人に負けない想像力で、
リアルに思い描いてしまったチャンミン。


カ~ッと頬が熱くなってきました。


両手で頬を押さえて、赤くなったのを隠しながら、
頬より冷たい手で、熱くなった頬を冷やしました。



そうなると、当事者2人が、何を話しているかが気になりました。



イヤホンを外しながらユノの方を振り向くと、
部屋の隅の壁にもたれて立って話していました。



なんだか…、
口元に、いやらしい微笑みを浮かべてます…。



あの顔ということは…、
どうやら、ジェジュン、
うまくユノの機嫌を直したみたいですね。




ジェジュン、何を言ったんですか?
ちょっと、ここで、盛らないでくださいね。


まだ、午前中なんですから。



「ふふん。
そんなに興奮した?忘れられないくらい?」



ブッ!
な、何を、朝からほざいてるんですか!
僕は、ユノの顔を、思わず見直しました。



ユノ…、
『悪い男』の顔になってました。



…ハニバニ顔、です。


いつもの、のほほーんとした顔が、
『男』の顔になってます。



「ああ、今夜な。
…ふん、Bだって、TPだって、
欲しいだけしてやるから、
それまで、いい子で我慢してろよ。」



クァ~~~!
恥ずかしーーーーー!!!



僕の方が恥ずかしくなって、両手で口を覆ってしまいましたよ!



「え?晩飯?
何でもいいよ。
ジェジュンが作ってくれるものなら、
どれも美味いし。
え~、どれか~?
…ああ~~~、そうだなぁ~、
今、思いつくのは、パスタかな。
最近、食べてないし。
…、あはははは。
愛情たっぷりパスタな。
楽しみ~。
でも、この前みたいに、
伸びちゃわないうちに食べなきゃな、ジェジュン。
あんまり、かわいいことするなよー。
食べる前に、いろんなことしたくなるからー。」



…おい…。



バカップルのバカバカトークが続いてます。



ところで…、
“B”とか“TP”って、どういう意味でしょうか?
ユノの言いっぷりから想像するに、
イヤラシそうなことは確かですね。



ニヤニヤしながら、電話を切ったユノに、
僕は聞きました。



「Kiss Bの“B”と、“TP”の意味は何ですか?」



「ああ~~、…Bは、Bodyで、
TPは、…TPは…」



言葉を止めたユノが、じわりと下を向いていき、
額を指で掻くと、その手で口元を隠しました。



「ゴメン、チャンミン…、
…意味を頭に浮かべたら…、
ちょっと…思い出しちゃって…」



ヘラッと頬を弛めたユノに、
僕は、ちょっと、イラッとしました。





つづく