20歳から今日まで、あっという間に過ぎてしまった様にも感じますが、思い返せば激動続きの10年間でした。
兄の死から始まり、地元・実家暮らしのなかでの葛藤の日々。初めての就職。エステ業界への転身。3度に渡る転職。そして転勤。
その間には自分の命を救い、心の支えだった愛するPIERROTの解散、そしてAngeloの誕生も自分中で大きな影響を与えていて。
喜びと悲しみ、苦悩と前進の目まぐるしい日々でした。
この10年で私はちゃんと成長出来ていたのだろうか?
傷付いて泣いた分ちゃんと強くなれているのだろうか?
10代の自分から見れば人生捨てたもんじゃないって思える様にもなったけど、少しは理想の自分に近付けてるといいな。
でもこの30歳になるギリギリの年で、また、おそらく自分の運命を変える事が起きました。
生まれて初めて恋人が出来ました。
それこそ数ヶ月前まではいつか生涯を共に歩める誰かに会えるといいなと思っていた矢先に、知り合いからの紹介があり、何度か会ってご飯を食べて、お互いの事を喋ったりしていくうちに、自分の中で、もっと彼を知りたい、一緒にいたいっていう気持ちが強くなって。
会いたいとか会えないと寂しいとかそんな事を思うのは初めての経験で。
キリトさん以外の異性に対して好きだなぁって心から思うのも生まれて初めてで。
自分がこんな感情を持ってたなんて、不思議と言うか、なんというか、、
30にもなる女が何を言ってるとか言うかもしれないけど、周りは敵しかいない・まして男なんて弱い女でさえ平気で傷付ける生き物だと思ってた10代20代の自分から見れば、信じられない事で。
でも一度好きだと思ったらそれが揺るがない答えになってた。
ただ年齢差が結構あって、自分から中々一歩を踏み出せないでいたら、向こうから告白してくれて付き合う事になりました。
まだこれから先、どうなっていくのか全然予想も付かないけど、今はこの気持ちを大事に温めていこうと思います。
30歳からの人生は、自分が今まで与えられた温かな愛情を周りに与えていこう。
そして自分の信じる正しさを常に追い求めていこう。
お母さん、私を産んでくれてありがとう。
なんやかんや色々ある日々だけど、それなりに味があって楽しい毎日です。
お腹を痛めて産んだ甲斐がある人間になれる様、最期まで諦めないで生きていきます。
いつか生涯を終える時、『愛』が私が生まれた意味になります様に。