あの日まではなんとも無しに過ぎていた日付だった。
でも、もう今はこの日付を耳にする度、近づく度、心が苦しい様な悲しい様なやるせなさでぐちゃぐちゃになる。
今年もテレビのどのチャンネルを回してもあの日の映像が流れている。
あれから4年。私はあっという間だったけれど、被災者の人達にはどうだったのだろう。
未だに福島原発は快方には程遠く、なのにニュースでは特に報道される事もなくなってきた。
そして未だに仮設住宅で暮らす人達も大勢いて。
あの時全国から集まった募金・義援金は被災地の方々にちゃんと渡っているんだろうか。
こんなとんでもない震災なのだから、無償で住宅ぐらい建ててあげたって良いだろうにって思うのは浅はかな考えなんだろうか。
全く関係の無い工事とかに使われるぐらいなら、全部被災者の方々に振り分けて、国の会計からゼロにしてしまえばいいのに。
あの日からラジオを聞いていると、突然「番組の途中ですが…」と地震速報が入ると、全身に鳥肌が立つ。
今住んでる場所は割と地震も多くて、飛び起きては心臓が早鐘を打つ。
私がこんななのに、余震がある度、どんな思いでいるんだろうか。
早く、早く全員が不自由なく過ごせる日が来ますように。
震災で亡くなられた方々に謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
世界は時に残酷に鮮やかに日常を変える。
時は人の心を善くも悪くも変えていく。
でも心臓は終わるその日まで強く鼓動を打つ。
強く強く「生きろ」と叩く。
その命の根源で愛を叫びながら。
永い旅路の果てには愛があると信じて。