「永遠の0」
前からずっと気になってて。
やっと終わっちゃう前に見れました。
久しぶりに良い映画を見れました。
ただ単に、悲しいとか泣けるとか簡単に表現出来ない映画でした。
本当にあの時代、自由に自分の人生を決められなかったあの戦時中、色んな想いを抱えて彼らは戦っていたんでしょう。
きっと、例えばこの映画がフィクションであっても、宮部さんの様な考えを持っていた方も実際にいたのではと思います。
今の私達の命は、確かに彼等に護られて繋がれてきた命で。また、戦争で生き残った方達から繋いできた命で。
今、日本を命懸けで護って亡くなった彼等の目に、今の日本はどう見えているんだろうか?
私の祖父は結核にかかって戦場に行く事はありませんでした。でも親戚のおじさんは戦場でアメリカの捕虜になった事もありました。
おじさんは癌で亡くなる前に、戦争の事を皆に話して置きたいと、辛く苦しい記憶をそれでも話してくれました。話してくれた事を今では感謝しています。
余りに悲惨な過去すぎて、皆口を閉ざしてしまう。それ故誰にも本当の事が伝わらない。
たった一人の記憶だけが全てじゃない。
沢山の方の記憶が集まってこそ、その時代の真実だから。
映画を見ながら、この映画を10代や20代前半の人達が見たら何て思うのかなって思った。
岡田君や三浦さん見たさで見た人達はどんな気持ちになっただろう。
キリトさんが今回のアルバムを、どんな想いで作ったのかとか、この映画が公開されるずっと昔に、宮部さんと同じ想いで亡くなった方を描いた小さな小説に想いを馳せながら、私が感じた事。
どんなに辛い現実が押し寄せようと、強く生きていかなければいけない。
彼等に生かされてる私はこの命を最期までまっとうしなければいけない。
最後に、私よりも若くして戦い亡くなった英霊方に心からのご冥福と感謝を。
ラストレターを久しぶりに聴きながら帰りました。