私は詩や歌は苦手なんですが、年齢も51才にもなり、レストアしたVT250_SPADAのために詩を書いてみる気になりました。
51(ゴイチ)の夜
落札の整備手順(きょうかしょ)と写真(そと)ばかり見てる俺
超高速道の上の空 峠・嵐(とうげあらし)の夢を見てる
やりようのない キャブの粘り 破りたい
故障の跡 ライトを照らして 見つければ逃げ場もない
しゃがんでかたまり 目を向けながら
心のひとつも解りあえない 傷錆(きずさび)達をにらむ
そして仲間達は今夜 修理の計画を立てる
とにかくもう 職場や家には帰りたくない
自分の仕事が何なのかさえ 解らず震えている
51(ゴイチ)の夜
直したバイクで走り出す 行く先も解らぬまま
暗い夜の帳の中へ
誰にも乗ってもらえないと 逃げ込んだ このSPADAが
自由になれた気がした 51(ゴイチ)の夜
なんか良く分かりませんが、尾崎豊の「15の夜」の替え歌になってしまいました(笑)。もう、作詞の才能が無いのがバレバレです。前オーナーから聞いたところ、このVT250_SPADAは20年前に盗まれて、知らない間に2週間位して、転倒の跡も激しく、壊されて元の車庫に返却されていたそうです。犯人は無免許の中学生か高校生かもしれませんが、実際のところはわからずじまいだそうです。まさか「15の夜」、、、なんて(笑)。。。。兎に角、そんな事もあって、なんかこのSPADAに乗れなくなったそうです。その後は修理されないまま、錆びつき20年後私の所にドナドナされました。ま、このSPADAはそれまで2000キロしか走っておらず、SPADAが気の毒で修理しようって気になったのが正直なところです。
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