4/20の「えとうた」第2回@現代ハイツ・レポのつづき。

うれしいことに、実は前回の「えとうた」のために小峰さんが書いた絵が、Toninho HortaというブラジルのギタリストのCDのジャケットに使われました。そのCDを会場のみなさんにも聴いていただくことに。
はやくも広がりを見せ始めた「えとうた」の輪。いいね!

さて休憩後は、ビートルズの「ラバー・ソウル」以降、アナログ・レコードのジャケットの世界で、「え」と「うた」の蜜月関係が頂点に達したことに触れて、ピンク・フロイドのジャケットでおなじみのデザイン・チーム、「ヒプノシス」の話を少し。「原子心母」、「狂気」、「炎」など、「え」と「うた」が激しく化学反応を起こしていたステキな時代でした。

不思議な偶然というのはあるもので、その「ヒプノシス」の主要メンバーだったストーム・ソーガソンが18日に亡くなっていたことをイベント前日にたまたま知りました。なんという巡り合わせ。冥福を祈ります。

それでは第2部のセットリストです。

第2部
06) オリーブの時の中に (久保田曲)
07) 犬はね (銀次曲)
08) ピ・カ・ソ (銀次曲)
09) オーロラにつつまれて (久保田曲)
10) グライダー (銀次曲)

今回、久保田君が「オリーブ」という言葉に着目。
綴りを「O-live」というふうに分解すると、ゼロ・ライフ。
そこで06) の曲を作ってきました。これがサイモンとガーファンクルのような軽やかでとても美しい詞曲。

その「O-live」という言葉は僕になぜか犬の生活を連想させました。
犬はものを隠してもその隠した事すら忘れてしまう。
だからそれについても悩まない。
過去について悔やみもしなければ未来について危惧もせず、「いま」を一生懸命生きる。そんな印象を、以前読んだ玄侑宗久さんの犬の話が裏打ちして、「犬はね」というフォーク・ブルース調の曲ができました。

それをディランみたいにハーモニカ・フォルダでハープを吹きながら歌うなんて、これも「えとうた」ならのことでした。

そして、この2曲を聴いていただいたあとに、小峰さんが書いた2枚の絵のうち、どちらが久保田君の曲に、どちらが銀の字の曲にインスパイアされたのか、会場のみなさんにあててもらうことにしました。
挙手による結果は半々。


$伊藤銀次 オフィシャルブログ 「SUNDAY GINJI」 Powered by Ameba


ここに上げた三人のぱしゃりの背景の絵、右側が「犬はね」を聴いて、左が「オリーブの … 」を聴いての絵。実は僕も久保田君も予想は見事に大はずれでした。
ちなみに銀狐が手にしているのがToninho HortaのCDです。

おお、もうまちがいなく、朝という名のアサーッになってしまった。
寝るです。
続きは次のアップのココロなのだーッ!!