出た!
下品街道まっしぐらのブラック・テッド。
いや~、すごい映画だ。
こういうおふざけ作品から学ぶことがあるってんだから映画って面白い。
超真面目でお人よしのダンカン(ケン・マリーノ)。
その性格から言いたいことが言えずストレスがたまるばかり。
しかしダンカンは決してストレスを吐き出したりしない。
ある日、ストレスは頂点に達し腹痛を起こし気を失う。
同じころ彼の周りで動物に惨殺されたような殺人事件が連続して起こる。
そしてダンカンは自分の腹痛と殺人事件が関連していることを知る。
わははは、これほんとに大人たちが作ったのかよ。
ストレスでできたポリープが怪物に成長してケツから出てくるって・・・
俺の小学生の時の発想レベルだぞ(笑)
ダンカンが相談したセラピストは、怪物をコントロールするため愛情をもって接するようにアドバイスし、ダンカンは怪物にマイロと名付ける。
おいで、マイロ、安心して戻っておいで、とケツを差し出す。
なんて、品のないおバカなシーンなんだ。
品のなさはテッド以上、殺戮シーンは30年前のホラー映画並、マイロの造形の手抜き感がハンパない。思いっきり低予算で作られたんだろうな。
ストレスの原因の人ひとつ、家族を攻撃しようとするマイロから母や嫁を守ろうとするダンカン。
ストレスの原因は取り除けばいいってもんじゃないというのがとても深い。
そうなんだよ、ストレスから逃げてちゃなにもできないんだよな。
こういう映画からも得るものがあるってステキ!
鑑賞データ:DVD