【競馬コラム】アサマノイタズラ快勝の陰に嶋田騎手の存在あり | おおむね日刊 ★ 狐のブログⅡ

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  今週の競馬は、「府中牝馬S(G2)」「秋華賞(G1)」です。
  

【競馬コラム】 アサマノイタズラ快勝の陰に嶋田騎手の存在あり。 

 こんばんは、管理人の狐です( ´_ゝ`)ノ 
 先週のセントライト記念、実績上位馬などの人気馬を差し置いて9番人気の伏兵アサマノイタズラが勝ちました。馬券下手の管理人は、残念ながらアサマノイタズラの素質を見抜けませんでしたが、中山二千二百の水仙賞でその素質を感じていた騎手がいました。

 嶋田純騎手28歳、埼玉県出身。特に競馬サークルとは無縁なサッカー少年でしたが、ある日ふと見てしまった競馬中継がきっかけで騎手を目指すことに。新人の頃から持ち前の明るさと技術は評判で、初年度18勝して民放記者の特別賞(新人賞)を取るなど期待されたのですが…特に人脈も無く、外部世界からの若手騎手ということで(それらの騎手の共通の悩みである)騎乗馬の数に恵まれないこともあって勝利数は激減、10年で82勝に留まった。それでも今年は現時点で6勝、重賞にも出走できるなど明るい見通しも見え始めました。
 
 そのきっかけがアサマノイタズラです。アサマノイタズラは、上毛かるたから名付けられた馬名で管理人が好きな馬ココロノトウダイと同じ馬主の星野氏。嶋田騎手の所属である手塚厩舎(美浦)に預けられ、調教や世話は嶋田騎手がデビューから付きっきりで行いデビュー戦以来ずっと主戦騎手として騎乗しました。スプリングSが惜しい2着(もし勝っていれば、今回の乗り替りは無かったかなぁ…)、結果クラッシックに駒を進められることになったが皐月賞・福島NIKKEI賞と惨敗。
 
 今回も期待薄と見られたのか、騎手を変えるという関係者の協議の結果なのかは知る由もないですが、セントライト記念では田辺騎手に乗り替り。嶋田騎手にとってはさぞや無念だったことでしょう。しかし、今回田辺騎手に乗り替わると知るや、今まで世話した時の馬のクセ・脚のため加減・性格など田辺騎手に調教師とともにつぶさに伝えたと聞きます。本当は自分の将来のために使うデータなのに…
 
 その際に、中山なら溜めれば伸びるしスタミナも折り合いも大丈夫と伝え、今回の後方からのあっと驚く差し切り勝ちを、結果的には陰で演出したことになりました。乗り替わった田辺騎手も両親が一般人で競馬サークルとは無縁の世界から競馬会に飛び込んだ人。今回、乗り替わったのが嶋田騎手と同じ境遇の田辺騎手でよかったなぁと管理人は強く思います。彼は義理立て優先の騎乗をすることで知られ、例え有力馬の依頼が来ても先に予定が入っている時は断る…とも言われるくらい。美浦の若手騎手からの信任も厚く頼られる存在で、嶋田騎手との関係は今後もうまく行くに違いないです。
 
 前置きが長くなりましたが、「嶋田下手くそ、田辺神」みたいな言葉が掲示板に踊ってることは想像に難くないのですが、ここまでアサマノイタズラを競争馬として育てたのは嶋田騎手なんだぞ、と言っておきたいです。近年の風潮で、勝てなかった時やミスをした時などすぐに騎手を変えるようになりました。それ自体はプロの世界なので仕方のないことですが、反面デビュー前からけいこをつけて馬のことをよく知ってるフリーでない自厩の騎手の存在がどんどん薄れて来てる…寂しいことだなぁと近年特に思います。
 
 意見調整が難しいクラブ馬が多いのも原因のひとつでしょうし、マネージメントの問題もあるでしょう。しかし、和田騎手とテイエムオペラオーのコンビや、ナリタトップロードと渡辺騎手のコンビなど馬が騎手を育てる・騎手が馬を育てるような例がたくさんあります。昨年もミスニューヨークの加藤騎手など、人馬ともに成長してきた記憶があります。ぜひとも、○○には○○という名コンビが誕生するような競馬を見たいものです。
             


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 (後記)ミホノブルボンには小島貞とか、サクラとくれば小島太とか、もう競馬新聞なんか見なくても判っちゃう定番みたいな騎乗例がありました。最近は、有力馬には上位騎手みたいな騎乗が定番化して結局定型フォーマットみたいなレースが多いのがちょっとつまんないなぁと思います。若手も中堅も上位騎手に負けずに頑張れ!(了)
 
 ではまた、お目にかかりましょう。
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