片付けがはかどる方法の管理人です
片付け、はかどっています??
片付けを気張り過ぎると、少しばかり心に毒なので
当サイトでは、隊員のエピソード、こぼれ話
決して他人に伝えたくない恥部、
さらに片付けとは、
直接関連しないかもしれませんが
当隊が、皆様とシェアしたい情報などを公開です。
続きです。
Iさんが、不条理だと驚いたのは
そこに80人以上の朝鮮人戦犯がいたことです。
日本軍は捕虜監視に多くの朝鮮人、
台湾人軍属をあてています。
約3,000人の朝鮮人青年が捕虜監視員として
南方の捕虜収容所に派遣されました。
祖国は解放されたのに、朝鮮人148人が
”日本人”として有罪となり、
23人が刑死しているのですよ。
その一人、李さんは17歳のとき、
兵隊になるよりはましだと思って
捕虜監視員に応募しました。
捕虜10,000人以上が犠牲になった
タイ・ミャンマーを結ぶ
泰緬（たいめん）鉄道の工事で捕虜を
使役に出したとして死刑判決を受けます。
奇跡的に減刑され、1951年8月、
シンガポールから巣鴨プリズンへ。
日本の土を踏むのは初めて。
朝鮮人には面会に来る家族もいません。
そのころ、巣鴨プリズンでは
民主的な自治運営で、
読書や議論が活発に行われていました。
勉強会に出ると、初めて聞く話ばかり。
目が覚める思いがしたと。社会、経済のしくみ。
戦争はなぜ起こるのか。
巣鴨プリズンは”巣鴨大学”でもありました。
1950年6月、巣鴨プリズンに衝撃が。
朝鮮戦争勃発。8月には米軍の要請で
警察予備隊が創設。後の自衛隊です。
公職追放された旧軍人も
措置が次々に解除されたのですよ。
巣鴨プリズンでは戦争への嫌悪感、
再軍備反対の声がわき起こりました。
戦犯たちが編集していた
ガリ版刷りの”すがも新聞”はこう記しています。
第二の戦犯を生まないために、
“ノーモア・スガモ”の叫びを
更に高く叫ばねばならない。
恵泉女学園大名誉教授のUさんは
巣鴨プリズンの戦犯たちの証言、
手記を調べていました。
戦犯になったことへの苦悩、
平和への思いが共通している、と。
外部とは隔絶されているが、社会の動きに
敏感な触覚をもつ特異な空間で、そこには
平和を考え、語る濃密な時間が流れていた、
と指摘。
1951年9月、サンフランシスコ講和条約と
日米安全保障条約が締結されました。
しかし、条文には戦犯たちが待ちわびていた
”釈放”の文字はなく、
刑は日本政府によって執行され続けたのです。
朝鮮人・台湾人戦犯は
日本国籍を一方的に失ないました。
日本政府によって罰せられ、
軍人恩給などの援護体制からは
日本人ではない、として排除。
こんな不条理はありえないと、
朝鮮人戦犯29人と台湾人戦犯1人は、
ただちに日本政府に対し、
釈放を求めて裁判を起こしたが、棄却。
なし崩しの再軍備化に、
平和グループは獄外へ発信し始めます。
戦犯たちの手記集三冊を匿名で出版、
大きな反響を呼びます。
そこからテレビドラマ・映画の
私は貝になりたい、が生まれたのですよ。
製作の過程は、続きます。
我々片付け隊は、常に貴方の
隣に寄り添い、片付けの方策を
伝え続けていきます。
これまでも、これからも。
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