年末のご挨拶 +α | 「あとは緩和」といわれたら

「あとは緩和」といわれたら

少量抗がん剤治療(がん休眠療法)で
元気に長生きを目指す ー

今年も残すところあと僅かとなりました.

当院の診療は,本日が年内最後となります.

年始は1月5日より診療開始します.

 

【芦ノ湖より霊峰富士を望む】

 

 

今年1年,個人的には,がん診療に関していろいろと

気付きや確信を深めることの多い1年でした.

 

“がん”を捉えるにあたり,当院ではがん細胞1つ1つの特徴を

微小循環理論を通して捉えることを,重要視してきたわけ

ですが,どうもそれだけでは片手落ちのようだ・・・

がん細胞同士の“相性”も同時に追求が必要だ,と以前にも

増して強く感じるようになってきました.

 

というのは,“がん”はがんで“村社会”を形成しています.

そうすると,その“村社会”では,人間社会に人間同士の

相性があるのと同じで,がん細胞同士にも“相性”がある

ようです.

 

それは,いい“相性”だったり,悪い“相性”だったり,

熱々ペア(カップル)だったり・・・

まぁ,自己中心的な細胞が集まって,がんの“村社会”の秩序を

保っているわけですから,そういったがん細胞同士の“相性”が

存在すること自体は自然かな,と.

 

つまり,がんの全体像把握には,

「がん細胞個々を捉えながら,がん細胞同士の秩序構成の

あり方を捉える」

ことが重要なのだろう,ということです.

 

いつになるかはわかりませんが,書籍改訂版では,この辺りを

わかりやすく図や文章で表現できたらいいな,と.

来年以降の自分への課題としたいと思います.

 

では皆様,良い年末年始をお過ごし下さい.

 

銀座並木通りクリニック

三好 立