がん研有明病院の新棟が完成したのが昨年1月.
そして,今年9月に最新の放射線治療機器の設置が完了.
その新棟の内覧会が催されたので,参加してきた.
【がん研放射線治療部・内覧会】
最近の放射線治療機器の進歩は目覚ましいものがあり,
“飛び道具”がとても充実してきている.
うっかりしていると,昔の知識は殆ど役に立たなくなる.
今回,放射線治療の適応など,
日頃の診療の中で燻っていた,いくつかの疑問について,
放射線科Dr.より,直接ご教授頂くことができ,
大変参考になった.
深謝です. m(_ _)m
当院のがんの治療戦略は「線と点の治療」なのだが,
https://ameblo.jp/gin-nami/entry-12213012245.html
今回の内覧会での見聞により,「点の治療」の部分に
多少修正を加えてもいいかもしれないと感じた.
もう少し,いろいろ情報収集をしてみるかな.
ウチはウチで進歩していかねば.
【放射線治療の歴史】
さすが,がん研.
こういった医学の歴史が,
なにげに倉庫に眠っていたりするんだよね.
写真左は,1929年頃(?)のラジウム電離箱.
持たせて頂いたら,ズッシリをした重量感.
うーん,ナンカ感動.
そして,写真右は日本ではじめて導入された,
英国マラード製のリニアックの主要部品.
先人達の足跡だ.
最近,年をとっちまったのか,
妙に骨董品関係に関心が向いたりするんだよなぁ・・ (^_^;)