先日,ブログに提示した
http://ameblo.jp/gin-nami/entry-12144183384.html
自家がんワクチン療法で完全緩解した
腎盂がん・多発肺転移症例の
原発巣のプレパラートを
がん研病理部の知人医師に見てもらった.
病理組織学的に移行上皮がん.
強拡大(x40)の視野に細胞分裂像(矢印)が
写真(右)のように散見される場合,
腫瘍の増殖速度は相当のものと推察される.
そして細胞異型,
つまり,がん細胞の“顔つき”もすこぶる悪い.
『病理の立場からは,これは治らないがんですね・・』
とは知人医師のコメント.
『免疫療法だけで “こんな” がんが
治ることがあるんですね・・・驚きです』
とも.
一般に免疫療法は,増殖がゆっくりとしたがんに
効果が出やすいといわれてはいる.
しかし,本症例のように,
決してゆっくりとはいえないようながんにも
効くときには効く・・・
ミステリアスなキャンサーワールド.
まだまだ,わからないことだらけだなぁ・・・