ちょっと独り言・・ | 「あとは緩和」といわれたら

「あとは緩和」といわれたら

少量抗がん剤治療(がん休眠療法)で
元気に長生きを目指す ー


ちょっと独り言・・・

先週末,
外勤先の病院にて,

「三好先生,紹介状を持って患者さんが
来てるんだけど対応できますか?」

と副院長が私の診察室に入ってくる.

某代替療法専門クリニックから,
大ざっぱであるが,以下のような内容の文面が見て取れた.

『自分たちのところで○○療法を導入中.
 ○○療法に協力よろしく~,
 でも,糖尿病があるので,そっちはそちらでお願い.
 その他の患者さんの面倒もそちらでよろしく~』と,

なによりも気になったのが,

『お宅はどちら様?』と聞きたくなるほどの,
上から目線の文面であったこと.

しかも,患者さんのお住まいは,
新幹線を必要とするほど遠方の為,

紹介されたはいいが,現実問題,
今後十分に対応しきれないと思われる.


あまりにも一方的で無責任な
紹介状の内容に多少不快になり,

思わず,副院長に,

『副院長,この先生とはお知り合いですか?』

とお聞きしたところ,全く知らない医師とのこと.


我々,医療機関の間は,“文書”で繋がりながら
連携をとっているとはいえ,

結局は,人どうしの付きあいであることが根底になる.

手紙の書き方一つで印象もかなり変わってくる.


胸中,なんとなくスッキリしない中,

当方は,今まで大丈夫だっただろうか,
これからも注意しなくては・・・

と『他山の石』とするために,

しっかりとその“ムカムカ紹介状”の文面を頭に焼き付けた.