お稽古という文化が消えていく | 公共政策コンサルタント りえ Official Blog

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日本の伝統文化は、守るという意識がなければ確実に衰退していくものであることを肌で感じている方は多いと思います。

私は筝曲の社中の子どもとして生まれ、伝統文化の継承を当然のものとし歩む人生の中で、これほどまでに邦楽が衰退する局面に出会うとは、子どもの頃は、到底思いもしませんでした。

 

今から35年ほど前、私が中学生から高校生にかけての頃は、私どもの筝曲の社中には、弟子が150名ほどいました。内弟子さんといって、家に住み込みのお弟子さんも数名いました。時代はかわり、今、子ども達はお稽古事にいくよりも、塾にいく子ども達ばかりで、おそらく、『お稽古』という言葉自体も、もう消滅しかかっているのではないかと思うほどです。

 

お稽古は、とても大切だと思います。お稽古と練習は違います。この違いがわかる方は、たぶん日本の伝統文化経験をなさった方であれば、共感頂けると思います。お稽古とレッスンも違います。お稽古と練習の違いなど、未熟すぎて私が述べることではありませんが、千利休は、稽古には一から十まで学んだあと、再び一に戻るということを言っています。深いです。私は、お稽古からいつも想うのは、『稽古照今』という言葉です。古事記にある言葉です。古事記のコンセプトの大きな軸でもあると私は認識しています。

 

さて、こうしたひとつの文化が消えていくのも、政策の影響であると気づいている人はどれほどいるでしょうか。

歴史がそれを物語っていますが、日本の伝統文化に関わるものとして強く思うことは、戦後の日本の伝統文化を守る政策と政治の保守との関係性について整理されていないことです。整理されていないどころか、混乱していると。 政治でリベラルでも日本伝統文化を守ることは日本人のアイデンティティとして当然であるのですが、様々な複雑な現実を目のあたりにしてきました。このあたりが、海外から見ると変なのです。そして、整理が必要だと思います。

 

 

 

 

 

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