昔々、ある所にえんじぇるさんという大学生がいました。

えんじぇるさんは基本的にはまじめな学生で、
その三流大学でそこそこきちんと講義に出席していました。

しかし、そんなある日のこと、
えんじぇるさんは大学で受けた健康診断で再検査の必要を通知され、
ある校医さんの病院を訪ねました。

その結果、えんじぇるさんは医師からある病名を告げられ、通院を余儀なくされました。
しかも、それは男性しかかかりえない病気で、MTFのえんじぇるさんにとって辛い治療となりました。

症状としてはトイレが異常に近くなってしまうこと。
ましてそれは時間を関係なく訪れるので、
えんじぇるさんは毎日の講義に集中することも出来なくなってしまいました。
もちろん、まして小学生のようにその度に「先生、トイレ」などと宣言するわけにもいかず、
えんじぇるさんにとって90分の講義は地獄の苦しみとなりました。

困ったえんじぇるさんは、それぞれの教授、助教授、講師の先生方に事情を話し、理解を求めました。
それは恥ずかしくてたまらないことでしたが、
別にタバコを吸うために教室を出ていくわけでもないので、
概ねどの先生方も理解をしてくれました。

こうして、わずか90分の講義中に一度か二度、
トイレのために教室を抜け出すようになったえんじぇるさんなのでしたが、
もちろん、それはトイレのためだけであり、中には不審に思う他の学生もいましたが、
優しくフォローしてくれる先生や、
少し笑いを浮かべている先生がいることには気がつきませんでした。

そう、えんじぇるさんはバカ正直だったので、
自分が「男性しかかからない病気」にかかってしまったことだけに気持ちが囚われていたのです。

その症状もなかなか良くならない中、新しい講義を選択する時期が訪れました。

後編はこちら。

。。。。。

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