ほんと、世の中、誰に殺されるかわかったもんじゃありません
教員は学校では「先生」「先生」などと大層な呼ばれ方をしますが
その教科、その授業、の中だけでは「先生」かもしれないが
社会を教えたり、人生を教えたり、雑学を教えるまで「先生」ではない
偏見的な言い方をすると
オレの学校時代の同級の中からも「先生」と呼ばれる道を選んだ者達が居たが、それを見てきて思うが
「教科」だけ教えるならまだイイとして、それ以外まで「教える」ような者達ではない・・・というのがオレの見解
だってさ
学校時代も目立たない、基本的にマジメだが、かといって進学クラスの上位にまでくるほどではない、特に目立たず、特に遊びもせず、地味にガリ勉ガリ勉してようやく「中の上」や「中の中」に居る
特に線路を踏み外すこともなく「中」で学生時代を終える
そして
そのまま教員になっていく
こんな人が「社会に出たら大変なんだぞ」と生徒たちには言う
皆さんも学校時代には先生に言われなかった?「勉強勉強ってイヤだろうけど、社会に出たらもっと大変だぞ」
オレから言わせてもらえば「そういうあなたの社会経験は?」と思う
大学を出て5年や10年、社会に出て働き、転職もして、悩んだり、苦労した後の・・・「教員」ではない
バカな大学生から、教員に行った(多少の時間差はあれど)者達
学生生活以外は「教員」の世界しか知らない
その教員も幼い頃から学校を出るまでの間に、いろんな経験や挫折や脱線やらの経験があるならまだしも
多くの者たちは物心ついたあとは「凪」で過ごした20年
だから、挫折も知らなきゃ、世の中のことも知らない
まあ、じゃあ、教員だけに限ったことじゃなく、他の者達が知ってるかといっても
今の時代、様々な経験をするということ自体も減っている
たとえば、今回のような「火の扱い」にしたって「無知」な者達が多い
せめてオレらくらいのオッサンなら
子供の頃に家に「五右衛門風呂」があった
夕方には風呂支度をしなきゃならん
イマドキのようにボタンひとつで風呂が出来上がってるような時代じゃない
風呂焚きをしなきゃならない
薪の燃やし方だって「燃やすだけでしょ?簡単じゃん」って、これまた「無知」や「未経験」な者ほど言う
焚きつけの仕方が「上手い」か「下手か」が必ずある
今回の教員だって、なんも知らんから炎上したワケだ
コメント欄にもこう書かれていた
「無知な大人の浅はかな考えで未来ある若者の命が失われてしまった」
その通り
もうね・・・なんか、光景が浮かびますわ
ダっサイ教員が焚きつけの仕方もわからず上手いこと火が起きない、ショボショボの火なので火力を上げようと炭にアルコールをかけたら・・・炎上・・・周囲に居た学生にも引火・・・が大まかな流れらしいが
こんなことも知らんだろうけど、まず、アルコールの火というのは見えにくい、だから引火してるのすらわかりにくい
あと、思いのほか引火性が強い、「アルコール」って聞くと、酒に入っていたり&注射の時の消毒や、最近ではコロナ禍の中の手の消毒などにも日常的に身近にあるので、無知な者ほど「危険物」の意識が薄い
よくガソリン持参して放火して己も火だるまになる無知な犯罪者と一緒です(ガソリンがどんだけ揮発するか、それは液体だけじゃなくガスまで引火性が強いや、気化したガスは空気より重いので床付近で溜まる・・・などを知らない)
アルコールだって一緒です
おそらく焚きつけ方も悪く火力上がらなかったので、消毒用のアルコールを容器からジャ~~っとバベキュー用に真っ二つにしたドラム缶の中に入れてみたがが、すぐに燃え上がらなかった、おそらく小さな炭火程度で一発で引火しなかった可能性もあるでしょう
無知な教員は目に見えた成果(火)が出るように、あちこちから掛けたことでしょう(点きが悪いと大概そんな流れでしょ)
しかしね、その間にもドラム容器の中には揮発したアルコールが気化して溜まり始めている
あちこちにアルコールを掛けてる間や、炭火の近くの掛かっていたアルコールが熱せられて時間差で自然発火したかもしれない、400℃ほどだっけか!?メタノールの発火点は?ドラム容器内に溜まったガスに火が付いたから、「ボンッという音と共に炎上した」というハナシからも経緯が想像される
そんで、アホづらさらしてチュ~チュ~アルコールを垂らしていた容器にも垂らしている液体や気体を通じて火は一瞬で引火する
、手元の容器にまで火が引火して慌てた教員は容器を引く動作で・・・その結果周囲に居た学生たちに火のついたアルコールを撒き散らすような事態になった
これは、あくまでオレの想像ですよ・・・現場を見たワケじゃないですが
しかし、惨事の内容を聞くと、そんな光景が目に浮かぶ
オレもエラソーにこの場に書いてますが
もちろんなんでも知ってるワケではありません
しかし
最低でも物心ついた頃から風呂焚きや焚火で火の扱い方を覚えました
ガソリンスタンドに居た頃には乙四危険物免許も取りました(コレだってオモシロイハナシがありますが、過去にブログに書きましたが、また機会があったら書きましょう)
そして今現在も、アパート暮らしでもマンション暮らしでもなく、田舎の一軒家暮らし、日々「火」を使います(都会暮らしのイマドキの子供や大人ですら、まともに「火」に関わりませんよね(ここ数年で流行りでやりだしたキャンパーがニワカ火おこしをするくらいでしょう)、日常的に「火」を扱わないから「ド素人」なことをやってしまうのです
ウチの裏庭ではコーティングや塗装で使ったシンナーの浸みこんだゴミなどを焼きます、シンナーも常温での引火性揮発性も強いので火を使づけるには注意が必要です、ボンッ!と爆発すらしますからね
燃えてるトコに、ちゅ~るちゅ~るちゃんちゅ~ると液体を垂らしてもいけませんよ
そんなことをしたいのなら「灯油」にしましょう(温まった灯油はNGですよ、常温の灯油です)、イマドキは石油ストーブすら使ったことがない、マッチすら擦ったことがない者も多いでしょうから、「火」はド素人だらけの世の中になっています
「火」にだって「扱い方」ってのがあります
「釣竿」にだって「扱い方」ってのがありますよね
「釣竿」だって「扱い方」を知らずに間違った扱い方をすれば、剛竿であろうと折れます
ましてや「火」
それを間違った扱い方をすれば「炎上」もしますし、他人に「障害致傷」や「傷害致死」だって与えかねません
最近「無知」についてブログを書きますが
なんであっても「無知」が引き起こすことは「知」さえあれば防げた事例です
だから「知」は大事だとオレは思います
仕事で溶剤関係の浸みこんだ引火性の強いゴミを燃やしたり
裏山管理で伐採した木々を焼却したり
少なくとも「火」が身近に存在してるので、こんなことも知ってます
現代社会では経験値として知ってる人も少ないでしょうね
「焚火を長持ちさせたいなら生木」ということ(オレは誰かに教わったワケでも、本を読んで学んだワケでもなく実経験から学んだことですが)
たまたま、最近観た「ゴールデンカムイ」の単行本の中にも書かれいました(TVアニメ版にはありません)のでピックアップ
ココに書かれていると~りです
オレんちも
裏にあった小屋を自分で解いた時も
木は焼却して
トタン壁だけ地金で処分
こういった木材やよく乾燥させた木は火も付きやすく燃えやすいですが
「火」として長持ちしませn
長持ちする「火」は「生木」です
火は付きにくいですが、一旦火が付くと、煙は多いですが永い時間燃えます
「燃やし方」にもコツがあるし、「火」は扱い方に「慣れている」必要があると思います
今回の報道でも「炭に火を」って言ってましたが
アルコールをちゅ~るちゅ~る振り掛けたって炭に火は着きづらい
焚きつけ用に薪も少し入れて炭に火を移すようなほうが自然な「火の育て方」なように思う