以前からウチの竿を使っていただいてるし
一時期は小笠原母島に在住して「現場在住の地元民(数日の観光釣行という観光客ではない)」で日々巨魚の現場で竿を振り続け
その後も、時々ウチの竿を買っていただいてるというユーザーさんですが
以前から、アメブロもたまに!?書かれていました
ウチのブログにも足跡がちょくちょく残ってて(三日坊主などではなく)、お返しに訪問してみると時々であろうとブログを書かれてる方は、私の側もフォローの登録をしていることが多いので、新しい記事を書くとマイページのフォローフィードに上がります
昨日、めずらしく!?(笑)ブログが更新されていたので
覗いて、読み始めてすぐに
「OC130Z」の口上?、その記事の内容・・・ん!?
なんか読んだ記憶あるぞ・・・と思ったら「追追記あり」とタイトルに書かれていることに気づく
なるほど、こっからが最近の追加記事やね
まあ、読みたい方は、ブログを探してください
探すための痕跡はいくらでもあるハズですので
この方はリンクなども好まないようですのでリンクも貼ってませんし、文章も引用せずモザイクを掛けてます
気になる方だけ自力で探してください
以前のブログ記事から、感じていましたが
この方は、竿の製作者冥利に尽きるほど、深いとこで感じ取っていただいてると嬉しく思っていました
いやね、「影竿は重い」「こんなスペックはいらない」「こんな長さは不要、10ftもあれば十分」「こんな竿1日振れない」「こんな竿はオレには振れない」「なんか竿がティップが柔らかいので頼りない」などと言うアングラーはちょくちょく居ます
ま~、いろんな人間の手に渡れば、好き勝手に言われ、その中にはまるでトンチンカンなことを言ってるアングラーを目にするのは避けられないことなので「ば~か」くらい思っていちいち気にしないが
この彼は、ブランクをアレンジした側の「ここまで感じてくれるのか」という深い部分まで汲み取ってくれてることがスゴイというか、ありがたいと言うか・・・
「OC130Z」は前にもブログに書いたから
作った側(オレ)にしてみたら「妥協作」・・・というのは知ってる人も多いかもしれない
だから、彼も書いているが、どうせ買うならより大物用にアレンジした後発の「ZR」や「ZG」となることも多いだろうが
「Z」は「Z」で、受け持つシチュエーションと対象魚がある
それは、石鯛竿なんかでも一緒で、竿を1種類持ってればイイわけじゃない
例えば、じゃあ自分の釣りスタイルは「手持ち」で「硬め」の竿が好みだからと、ウチの「斥候500H」を1本所有すれば、石鯛釣りはOKってなワケではない
道具にどんな性能を求めるか、今日の釣場や今日のシチュエーションはどの竿がマッチングするか、そんなことで竿に求める性能も変わってくる
たとえば「重い」とか「硬い」だけで片付くようなインプなハズがないのです(しかし、世の中の多くの釣師はそれを口にする)
実際、最近は実名で登場する「慧眼505Hボロン」を発売前から渡した松嶋君でも「1日握るのは少し重いですね」がインプだった
その時にも書いたが、そんなインプを求めていないし、そんなインプならドビギナーでも口にする
そして、その同じ松嶋君から先日70.4cmで再び70オーバーを捕ったメールには「慧眼強いですね」とあらためての一言が掛かれていた
そりゃそうだ「そう作ってる」・・・そんで、その「強さ」との引き換えに「普通より重くなってる」のはアタリマエなわけです
その「アタリマエ(重いですね)」をインプで言ってどうする?ってハナシ
こうやって言われたら「そうだな」と感じる人も出てくるでしょう
どっかの性能を特別引き上げたワケでもなく全体のバランスをすべてほどほど「オール3」とか「オール4」などトータルバランスにベクトルを振ったような「手持ち竿」が良ければ、ウチの竿なら「迫撃480」を使えばイイ
それだけのハナシ
でも、釣りというと、いろんな釣場もあるし、いろんなシチュエーションもあるし、いろんなターゲットのサイズもある
それによって、ロッドケースから出す竿を選択すればイイだけのハナシ
少々重いがパワーゲームとあのフィールで釣りがしたいなら、多少重かろうが「慧眼」を振ればイイ
いつもブログに書くし、もう何度ブログに同じことを書いたか・・・何かを求めたら何かを失う、何も犠牲にせずに何かを引き上がようというような「魔法」は無い
それはルアーロッドだって同じ
だから、大物用のロングロッドとなればウチの竿では「OC130Z」「OC130ZR」「OC135ZG」と3種あり、どれも当然ながらそのブランク設計のベクトルが異なる
その心を見透かされたかのように、いろんなことを感じ取ってくれるユーザーさん、ってのが時々いらっしゃいます
ブランクの企画開発会議の場に居たワケでもなく、ただ市販された竿を買って、実釣したフィールからだけで企画開発の場に居たかのような言葉が出てくる
以前も、昔からブログを読んでくれてる読者さんなら知ってるでしょうが
「一泊二日ヤロー」(一泊でトンボ帰りであろうとオレのGT遠征についてきたから)も似たような部分まで感じ取って「要る」と言った一人です
なにを「要る」と言ったか?
当初は「OC130Z」しか持たずにGT遠征にもついてきてました
その後に「OC130ZR」を追加しました
しかし、その2本体制になってからも彼は遠征地にも2種持参しシチュエーションで使い分けていました
そして、普段の九州北部の青物釣りでは「OC130Z」をメインで使っていたようです
ま、油断したらいつでも死ねるシチュエーションです
北大東でも波に消えました(連れて行ったオレが気が気じゃない)
写真だと大したことなく見えるが、このシャッターの直後に姿が一切見えなくなった
こんなことやるから「OC130Z」を波にさらわれたことあったんですね(竿だけで済んだら良かった)
その後「OC130Zを波でさらわれたのでまた作ってください」と依頼があった
オレも竿が1万や2万なら「そうや」と一言返事で受けるが
そんな安くもない竿「ZR持っとるけんそれで間に合わんか」と言ったら
「いや、ZはZで要るんです」と言った
ウン、なかなか解っとるやないか(笑)
なかなか、こんなレベルでブランクアレンジを感じてくれてる人は少ないと思います