Zイズム「最高額のOC130ZR」&「逆付けの真価」 | ぎっちょ31  

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蒼き時代より共に生きる

これから作るやつはまだ単価計算してないので

わからないけど

現時点でオーダー製作費用の最高額じゃないかな

「フル艶消しブラック」仕様です

 

KWガイドは使わずに「フルオーシャンガイド」です

 

#40と#30は「逆付け」指定です

 

事あるごとにブログで書いてますが、竿師としてのオレの見解は

「逆」にしたって、ほぼ意味が無い

ガイド作ってるメーカーは

フレームの形状ひとつにも、毎日毎日&毎年毎年、なんだかんだと考えて、ほぼもう特に斬新な形状や斬新な素材など出尽くした感もあるなか、一所懸命にNEWモデルを絞り出す

そんなメーカーが様々なテストもした上で「この形状で行く!」と決めたワケだ

当然、テスターも囲って、実釣テストなどのインプレも商品に反映しようとする

それを

巷のバカどもが、自分の実体験も無いヤツまで「なんかしら、巷じゃ逆付けがイイらしいぞ」の風潮で、簡単にひっくり返されては製造メーカーの「モノヅクリの魂」なんて蔑ろだな・・・

いつもそう思う

 

いやね

世の中にはいろんなメーカーもあるので

中には「使いモンにならん!よくこんなの出して来たな!」ってポンコツを平気で売るメーカーもあるので全部が全部にあてはまるもんでもないが

大概の、まして老舗の、昔っからガイドばっか作ってきたメーカーが致命的なほどのポンコツを出してくるの自体が考えにくい

 

そんなガイドを使って竿を作って売るのがロッドメーカー

そのロッドメーカーが

巷に溢れてる、腕もアヤシイもんだよってレベルの、世の9割がたのその他大勢アングラー連中たちが「逆」「逆」の風潮を広める&広がる、ロッドメーカーは必ずそんな風潮の市場に乗っかって(商売のためには乗っからないとね)、自社の竿のバットガイド周辺をワザワザひっくり返す

そこには「確実に性能を考えた結果の逆」ではなく、「売りたいための消費者へのアピールをカタチで表現」である場合がほとんど

要は

「ライントラブルなんかもイロイロ試行錯誤したうえで、荒業の「逆付けに至りました!!ウチはライントラブルなどもイロイロ考えてロッドを作ってますよ!!」

を自社のカタログの「文字」としてアピールしなくとも、「カタチ」でアピールしてるワケだ

 

じゃあ、実際に

ワザワザ「逆付け」にしてる竿を

「正方向」に付け替えたら「トラブルが出始めるのか??」とゆ~と

オレが今まで自分の竿でやった限りではなんもかわらん

 

チタンガイドとステンガイドの話でも毎回言うことだが

お客:「チタンが軽いですよね」

オレ:「うん。そりゃ軽いよ。全ガイドを小袋に入れて「こっちがチタン、こっちがステン」小袋を手に取りゃ~、目つぶってたって区別できる。でもね竿に取付て完成状態になった、たとえば目をつぶって2本の竿を振り比べて「どっちがチタンでしょう?」が判る人は少ないと思う

まして、130Zクラスの長竿&ハイパワーロッドに多少部品の重さが異なるパーツが付いたって、そうそうわからない。そんなもんに2万も料金UPしてまで付ける費用対効果はオレにはあるとは思えない」

 

毎日毎日、ガイドばっか作ってるメーカーが試行錯誤して作ったgファイドを、簡単にひっくり返すのは「モノヅクリメーカーの魂」すら蔑ろにしてる気がしてならない

 

 

 

 

 

OC130ZR GRIT SPL  オーダー製作費用:115,500円