その甘えはブービートラップ | 夜、走ってく、隅っこへ

夜、走ってく、隅っこへ

ループマシン・アコースティックギター・声を使う
アコースティックソロユニット「アナン」
[日本語の濃淡、ループ音楽の可能性、十人十色の夜を語り辿る。]

そういうやつの、日記だ。

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睡眠時間が無くなって、仮眠時間が占拠して、
12月の初めから、数字だけが増えてくのに、
12月1日がずっとずっと続いている間隔。

寝るってことは大事なことなんでしょ?
仮眠って技を覚えてしまったが最後、
死ぬまでこんな12月1日を繰り返してしまうような気がしてならないのね。

あったかい腕の中で眠れたら、なんて退行願望が
時たま体を通り抜けて嫌です。



「鬱で作られたあなたの力なんて本当のあなたの力じゃない」

なんて言われたあの時から、
僕は僕を見つけられなくなりましたね。


じゃあ僕が音楽続けて作ってきたあれもこれも嘘の力なのかな。
BOKURA NO TOKYOもぎゅっとしようも音がないもあれもこれも、
僕の子供たちは全部取り違えた赤ちゃんってことだんたのですかね。

その言葉を言われてから、
なんだかうまく、自分を好きになれません。

僕は僕を、精一杯の僕を形のない形にしたかっただけなのに、
それすらも嘘だったら、じゃあなんなんでしょう。


あんだけいやだった12月のあれも、
いつの間にか文字の中の一つみたいになって、
流れても流れても、別に嫌じゃなくなってしまて。

それが、一番僕を壊しそうで恐いです。
何も思えなくなった僕が、恐いですね。うん。






母親が、
自らの鬱を隠すように、リポビタンDをよく飲んでました。

僕も、全く同じ状態になってて、
抗いようもない遺伝の力と荒野みたいな乾燥が、
胃の中に沈んでます。


「あんなの、何一つおいしくないよ。
でも、飲まなきゃやってられないの。」って言ってた。


わかった気がします。



ああ、


ため息は幸せを逃がすなら、僕は息ができないよ。


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