ザルツブルク4泊目 ヴィラトラップ | 京都のぎっちゃん 旅日記

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シュロスレオポルドスクロンをチェックアウトし
フロントでタクシーを呼んでいただいて ヴィラトラップに向かいます。

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アイゲンという静かな住宅街の中にあるお屋敷です。
映画の中では 使われていませんが 実際のトラップ一家が
1923年から1938年 アメリカに亡命するまで 住んでいた家です。

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一時 ナチスに接収され 戦後は修道院の施設になり
一般には公開されていませんでした。

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(ヴィラトラップの敷地内からみた前の住宅)

ここを 資料館にする計画もあったようですが 静かな住宅街に
観光客が押し寄せることを危惧した住民の方々の反対に会い
限られた宿泊客が訪れるホテルとしての形態なら・・ということで
2008年 ホテルとしての営業が始まりました。


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このお屋敷は 1863年に建築されたようですが
現在は 改装されて 22室のホテルになっています。

私は Booking.comから予約しました。

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こちらが玄関ドアですが お部屋のキーがないとあけることが
できません。雨の降る中 タクシーから降りて どうしようかと
思っていると 右側の勝手口?の方からスタッフが現れ
玄関ドアをひらけてくれました。

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玄関からまっすぐ奥は リビング兼ライブラリーになっています。

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まだ このとき 1時前で チェックインタイムのずいぶん前だったので
どなたも いらっしゃいませんでした。

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ずいぶん早く着いてしまって 雨だし お部屋に入れなかったら
どうしようと思ってましたが すぐに あたたかく迎い入れて下さり
とってもありがたかったです。

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ホテルスタッフは 常時在住ではないので 19時までにチェックインする
必要があります。でも なにかあったら ここに電話してくださいと
名刺をいただけますので 心配ありません。

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では お部屋のある2階に行ってみましょう。

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トラップ大佐には 実際7人の子供がいましたが
この階段の手すりを滑り降りていたんでしょうね。

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階段を昇って白いアーチの入口のお部屋が マリア先生が 実際に使っていた
お部屋です。

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マリア スィートのお部屋を 1年前に予約しました。

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お部屋の中にも 廊下にも トラップ家族の写真が
たくさんありました。

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トラップ大佐は 映画と同じように 7人の子供がいて
母親を亡くしてから この7人の子供達とこの家に住むように
なりました。

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そこに マリアが 修道院から派遣された家庭教師としてやってきて
大佐47歳 マリア22歳の時に結婚したようです。

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その後 マリアとトラップ大佐の間にも 3人の子供ができ
トラップ一家は 12人の大家族となりました。

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1933年 オーストリアを襲った金融恐慌で 全財産を預けていた銀行が
破産し トラップ一家は 全財産を失います。
マリアは トラップ邸の空き部屋を神学生に貸し出し
得意だった歌で生計をたてようと考えます。

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1935年のザルツブルク音楽祭で優勝した一家は
やがて「トラップ室内聖歌隊」という名前でコンサートツァーを
行うようになりました。

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1938年、オーストリアがナチス政権下のドイツに併合され、
反ナチスの立場だったトラップ一家はアメリカに亡命します。
 トラップ邸はナチスに接収され、ナチスの高官ハインリッヒ・ヒムラーの屋敷となりました。アドルフ・ヒトラーもしばしばこの屋敷を訪れたそうです。

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戦後は地元修道院に渡り一般には長く公開されませんでしたが、
2008年からホテルとして生まれ変わり、(私たちもその一組でありますが)
多くの『サウンド・オブ・ミュージック』ファンを集めています。

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ドアを入ったところに 真っ白なクローゼットが
ならんでいます。


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こちらが  マリア スィートのリビングです。



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前日の宮殿仕様のレオポルドスクロンと比べると
こちらも もちろん 広いお部屋ですが 現代的に改装されています。



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昔からあると思われるカップボードにテレビが置いてあるのも
愛嬌ですね。

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こちらが ベッドルームです。

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ベッドルームにも ピンクのストライプのかわいいソファーセットが
あります。こちらには 実際 座ることはなかったですが・・・

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意外にベッドは低いタイプです。

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ベッドルームの机の上に お茶のセットは 置いてありました。

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マリア スィートのバスルームには シャワーのみで
バスタブはついていません。

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あれ? アメニティは ついていなかったかしら?

今までもホテルで ついていたのを 持参してきたので
なんの不便も感じませんでしたが・・・

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窓の外は 緑が広がっています。


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まだ 雨が降っていますので ザッハーホテルでいただいた
ザッハートルテで ちょこっと ティータイムにしましょう。


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この後 近くのスーパーに 買い物に出かけます。
長くなりましたので 本日は ここまでとさせていただきます。

お付き合いいただきまして ありがとうございます。