先月のことですが、反射望遠鏡の副鏡の光軸調整を敢行しました。その後、確認のため月夜に撮ったひまわり銀河です。

光害カブリが強く、淡いところは見えません。苦労してカブリを取り除こうと努力して見ましたが、返って不自然になってしまったでしょうか。画像としては、昔の向日葵と比較するほどでもない? 月夜なので仕方ないですね。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + ASIAIRPRO コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS + RD CR 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

ASI2600MM-pro (cooling -10℃) 

オフアキシスオートガイド ASI174MMMini

Red、Green、 Blue  gain 100、300秒、各 8、10、10コマ (RGB露出時間 140分間)

撮影: 2024年5月25日の月夜 住宅地(自宅)にて

PixInsightにて主な現像(BlurXterminator, NoiseXTerminatorなども使用)、Photoshopにて調整

 

今回の副鏡光軸調整の覚書:

タカハシセンタリングスコープを入手し、鏡筒の取説通りに調整を試みた

取説では、まず、副鏡を調整せよと書いてある

センタリングスコープを除くと、(スマホ撮影で)

副鏡のセンターマークが光軸からずれているのが理解でき、これを、マニュアル通り中央へ移動させた

一番大きく回したネジで120度ぐらい 他の2箇所も30度、60度程度調整した

思ったよりネジの開放に力が必要だった

主鏡は締めすぎ注意とされているようだが、副鏡はセルにはいっているので調整ネジ固定は強くて良いのか?

調整後の画像は撮り忘れた

月夜だったが、窓から見える恒星を、アイピースで見て、少しピントをずらした(これもスマホ撮影)

ピンボケリング(ドーナツ)は見えるけど、多重リングにはならなかった

室内から、月見状態での確認は無謀??

それでも、概ね光軸は合ったのかと、主鏡は未調整で終了している

 

その後のお天気が良い月夜にテストしたのが今回のM63

モニターを見ていたら、恒星の膨らみの中で最も明るいところがやや偏心しているように思える

後日に再確認して、1コマのSTF画像で、銀河の少し東の恒星を拡大してみた

当日のモニター画像で感じたほどではなさそう でも、主鏡に光軸ズレはありそうな...

少なくとも、先日のM91の時よりは、ずっとマシ

主鏡の調整は、しっかり勉強してからの方が良さそう もうしばらく研究することとした