新司法試験・論文過去問集 | 司法試験情報局(LAW-WAVE)

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新司法試験 論文合格答案再現集上位者10人全科目・全答案〈平成23年〉/辰已法律研究所

 

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新司法試験論文式問題と解説〈平成23年度〉/法学書院
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司法試験・論文試験The1000番答案 再現&ぶんせき本〈平成23年〉/辰已法律研究所
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これでもまた足りない気もしますが、主な論文本試験過去問集を集めてみました。


まず、個人的なおすすめを先に言ってしまうと、

辰已のぶんせき本が、解説の分かりやすさ、分析の精緻さ、レイアウトetc…の点で一番です。

LECの徹底解析も、問題文の分析が丁寧、かつ全体的に整理が行き届いていて良いです。

法学書院は、予備校出版ではない点で、再現答案(合格答案)像に偏りがない感じがします。

 

一番役に立たないと思うのは、法セミの「問題と解説」です。短答&論文が1冊にまとまっている点は非常に良いのですが、いかんせん解説と解答例が少々アカデミックで実践性を欠きます(ただ、毎年一番早く出版されるので、私も何だかんだで毎年買ってしまうのですが・・・)。

ここに挙げたものを全部買うわけにはいきませんが、各自書店に出向いて自分の目でよくよく吟味して、自分に合うものを各年度毎最低2冊は持っておいたほうがいいと思います(ローの図書館に過去問集が何冊も置いてあるなら、それを参照すればOKです)。

上のおすすめは、あくまでも一例に過ぎません。過去問に実践的な答案が付いていれば、それだけで十分に及第点以上の教材になります。自分が使いやすいと思うものを選ぶのが一番です。

もう少し補足しておくと、たとえば辰已の上位10人」などは、なるほど優秀な上位答案が揃っていて、得点の高い答案を参考にしたい方にはおすすめです。ですが、「上位10人」を謳っているにもかかわらず、10番目くらいの答案になると(1番の人なんかと比べると)、あてはめなどかなりいい加減になってきて、ものによっては「全然あてはめなんかしてないじゃん」みたいな答案が現れてきます。こういうところを自分の目で確認するクセがついてくると、「10番さえこれなんだから、きっと合格ライン付近はもっと壊滅的なんだろうな」といった正しい想像ができるようになってきます。そうなってくると、上位10人未満の普通の合格答案が見たくなってきます。そこまできてはじめて、トップレベル答案が合格答案の全てではないことが分かってくるのです。むしろ、普通の合格答案を検討することなしに、真の合格ラインを知ることは叶わないと分かるはずです。これが、色々な再現答案集を自分の目で読む醍醐味だと思います。

合格答案の大部分を占める普通の合格答案と、あてはめが過剰に充実したトップレベル答案両者の違いについては、「新司法試験はあてはめ勝負」は本当か をご覧ください。


ちなみに、合格ラインギリギリの答案や、不合格者の答案を見てみたい方には、大きくいって2つの方法があります。

 

ひとつはネット上で再現答案(&成績)をアップする受験生のページを探し出すことです。探せば結構見つかりますので、独力で分析をする方にはこの方法でもいいと思います。

 

もうひとつは、予備校の企画で「不合格の原因を考える」みたいなのがたまにあるので、そういう講義やガイダンスに出席することです。こういう企画では、講師の分析付きで合格ラインのイメージ形成ができます。独力の分析では不安な方におすすめです(私もこういう企画が好きで結構参加しました)。

 

私自身は、再現の正確性や講義内容の信頼性という点で後者のほうが信頼における感じがしたので、主に予備校企画で得た答案を分析材料にしました。一時期はこういう企画には全部参加して、徹底的に合格ライン前後の答案を集めまくったものです。



【司法試験初心者、未修者の方へ】


以下、あまりにも当ったり前の話をするので、普通の受験生はお読みにならなくて結構です。

司法試験初心者や、なんとなく未修に入学した人に是非とも知っておいてもらいたいことです。

 

今までいろいろなエントリーでしつこいくらいに書いてきましたが、司法試験学習のみならず、およそ全ての試験対策において、本試験問題(過去問)には、必須の重要性があります

 

にもかかわらず・・・

 

まだ過去問を見たことがありませ~ん ♪

 

とか平然と言っているロースクール生がたまにいるんですが(もう信じらんない)・・・

 

言っておきますが、そんなのは です。

 

そんな人が合格できるほど司法試験は甘くありません。

(司法試験もずいぶんと舐められたもんです)

 

私は未修入学者ですが、入学前に、それまでの論文試験の全過去問と各種再現答案に目を通して、予備校の再現答案分析講義にも出席して、過去問集をまっ赤に染め抜いてからローに入学しました。

そういう恐ろしい未修者もいるのです。どんなに嫌でも、その現実から目を逸らしてはいけません。

しかし、勇気をもって目を逸らしさえしなければ、もう半分は合格したようなものです。

 

もし、いまこの瞬間、司法試験の問題を見たことがないロースクール生がいたら、今すぐ(今日です)、上記のどれでもいいから買ってきて、読むだけでもいいから読んでください

 

今この文章を読んでいるのが深夜だったら、仕方がないので(あぁもう仕方がない)明日でも許します。

明日(←明日じゃなきゃ絶対ダメです)、必ず、本試験問題を見るだけでもいいから見てください

そして次の日からは、(見るだけでなく)どんどん解いていってください。

 

もちろん、これから司法試験を始める人にとっても、本試験問題を見ることは必須です。

絶対に今月中に過去問集を買ってきて、最低でも一問、問題と答案をしっかりと眺めてください

 

ロースクール生が過去問を見てないなんていうのは、本当をいえばすでにゲームオーバーなのです。

少なくとも私にはそんな人はお手上げです。完全に手遅れなのですから、手の施しようがありません。

 

これから奇跡でも起こらない限り、あなたが受かることは絶対にありません

(いまさらでしょうけど、司法試験を舐めすぎましたね・・)

 

奇跡が起こるかどうかは、今この瞬間、あなたの顔が青ざめているかどうかにかかっています。

 

もし青ざめているのなら、あなたに奇跡が起こる可能性はまだ残っています

すぐに過去問を解いて、前を走る本気の受験生との間に開いた絶望的な差を埋めていってください。

 

もし青ざめていないなら、あなたには奇跡が起こる可能性はもうありません

自分の人生は自分で決めればいいですが、私ならすぐに退学届けを書いて次の人生を探します

 

司法試験に限らず、およそ全ての行いにおいて、目的を達成するために必要なのは、

 

①方向  

 

②努力  です。

 

目的地への方向(①)が合っていて、目的地までの距離を歩く必要最低限の努力(②)があれば、どんな人でも必ず目的地に到達することができます(どんなに嫌でも到達せざるを得ません)。

一方で、目的地への方向(①)がズレているか、目的地までの距離を歩く努力(②)が足りない場合は、つまり、①か②のいずれか(あるいは両方)が欠けている場合は、目的地に到達することはできません。

 

たとえば、これから富士山に向かうとして、富士山がどっちにあるのか(①)確認もしないで、いきなり歩き出してしまう(②)ような人が、無事に富士山に到達することは絶対にありません。

 

地図(①)も持たずに、一体どこへ行こうというのでしょうか。

ただ歩いている(②)だけで目的地に到着することなど、できるはずがないではないですか。

 

まさかとは思いますが、ロースクールという詐欺利権集団の道案内を、まだ信じているのでしょうか。

あるいは、たまたま受かったラッキー合格者の無責任アドバイスを信じているのでしょうか。

そんなシーラカンスみたいな受験生が未だに生き残っているとは信じたくありませんが、そういう人には、海外で「まさかそんな奴についていくか」みたいなのについていって悲惨な目にあってしまった(その限りでは十分に可哀そうな)被害者を笑う資格はありません。

 

あなたも、生命や身体と同じくらい大事な人生を賭けているはずです。すでに数万人規模の被害が発生している状況を目の前にしながら、それでもなお、怪しげな老人・先輩たちに道案内を託して、自らは目隠しをして樹海を歩いていくような、そんな愚かな真似をしては絶対にいけません。それは、変な外国人についてくことと全く一緒です。

 

 自分の手で地図を持ち、自分の目で地図を凝視し、自分の足で目的地まで歩く行く覚悟がなかったら、人生など賭けてはいけません 

 

こちらの記事 の【補足】に、私からの最重要メッセージを書きました。

「自分の~」というのがどういうことなのか、これ以上は語れないくらい語っています。

どうかこれだけは読んでください。

 

とにかく、まずは地図を買いましょう。話はすべてそれからです。

おすすめ度⇒AAAAA