公開日:2019年10月18日

レンタル:2020年8月5日

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●お話

売れない役者の和人は、超能力ヒーローが活躍する映画が大好きだった。ある日、和人は久しぶりに会った弟から「スペシャル・アクターズ」という俳優事務所を紹介される。演じることならどんなことも引き受ける事務所に、カルト集団から旅館を守るという仕事が舞い込む。ところが和人は、極限まで緊張すると気を失うという体質で、それを秘密にしていたため、この依頼の中心メンバーに選ばれてしまう。

~シネマトゥデイより~

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●感想

カメラを止めるな!」の監督さんの最新作で、俺自身は2度の奇跡はないだろうと、全く期待をしていなかったのだけど、見た人の評判が意外と良いので、見てみました。

レンタル始まってから大分経つけどね。

実際見てみたら

この映画も、

カメラを止めるな!同様にチープな映画です。

あえて「大笑い」ではなく「小笑い」を狙ったような脚本や演出になっていて、申し訳ないけど知らない役者さんばっかり!・・・なのに、演技はカメ止めの役者さんより普通に巧くて違和感なく見れたし、小笑い狙いの脚本や演出も低予算のセットや映像とマッチしていて、この監督はチープに作るセンスや感覚が素晴らしいなーと感じて、思っていたよりはとっても、

楽しい映画でしたウインク上差し

 

主人公はこの男性で、

(さんまさんの東大の番組の大津君みたい 笑)

緊張すると気絶する精神的な持病があり、

その病気のせいで、

役者を目指すもオーディションは落選ばかり。

そんな病気なのに正義感が強いから、

変なトラブルに巻き込まれて気絶するので、

バイトもクビになってしまうことが多い。

この主人公

この顔とこの表情と、

それほど大きくない身長とか体型が、

主人公の病気に妙な説得力を与えていて良い。

 

そんなある日

街で偶然弟に出会うのだが、

弟は今現在、兄の夢だった役者をやっていて、

しかも、役者で生活出来ている。

そんな弟から、

ニコニコ「俺の所属する事務所で一緒に役者をやろう。」

と誘われる。

 

弟のいる俳優事務所の名前が

スペシャルアクターズ

ここではドラマや映画や舞台の他に、

あなたの悩み芝居で解決します。

という変わった仕事をしていて、

役者が素人相手に

壮大なドッキリを仕掛ける的な感覚で、

ターゲットには芝居とは感じさせずに

悩んでる人をその気にさせて解決に導く。

・・・みたいな仕事もしている。

例えば

女性に絡むヤンキーを演じて

依頼主の男性に殴られるふりをしたりして、

好きな女性に告白するのを手伝ったり、

暴力彼氏と別れる際に、

もっと暴力な新彼氏を演じたり、

・・・などなど。

そして

主人公がそういう仕事に

少しずつ慣れてきたころ、

かつてない大きな仕事が舞い込みます。

ターゲットは

事故で突然両親を亡くし、

旅館めぶきを継いだ2人姉妹の姉で、

依頼主はその妹。

姉は事故のショックから宗教に入信するが、

その宗教は詐欺集団で、

姉を騙して

旅館めぶきの権利を手に入れようとしている。

警察も相手にしてくれないし、

もうあなた達しかいないので、

どうにかしてそれを阻止して姉を助けて欲しい。

・・・という依頼。

主人公達は

騙そうとする詐欺集団を騙して姉と旅館を助ける、

というかつてない大きな依頼を引き受ける。

そこでまずは

主人公とその弟を含めた数人の役者が、

詐欺の証拠を見つけるために入信するのだが、

いかにも騙されそうな顔している主人公は、

この仕事での主役に抜擢されてしまう。

しかし

緊張すると気絶する病気のことは

事務所には内緒にしているので、

(知ってるのは弟だけ)

果たして

主人公は気絶せずに

この仕事を全うすることが出来るのか?

・・・という物語。

 

結局

気絶はしてしまうのだけど、

気絶がキッカケで偶然の大チャンスを掴む

・・・的な展開は、

ベタだけどワクワクする爆  笑

それに

まさかのオチが待っていて、

その意外なオチで

感動の度合いが+αされました。

個人的に、

主人公がキャサリーンって叫びながら

抱きつくところは笑いましたチュー拍手

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