雨ですねぇ
奈良は
ずーっと雨です
職場まで
愛車の原付バイク”ハリケーン号”で
通勤ですが
これが
うまい具合に
止み間にあたりまして
往きも帰りも
濡れずに
済みまして
それもこれも
常日ごろの
行いの良さが
よかったのかなぁと
神様は見ていてくださる
わははは
さて
冗談はこんくらいにして
昨日のブログ
台車から変な音がするってやつ
実は
あれ書いてて
思い出した一件があったのですが
まぁ似たような内容で
ちょっとクドいかなあと
思って割愛したエピソードがありまして
今日はそれを書いてみようと
ずーっと以前のことじゃったぁ (昔ばなしの常田富士夫さん風)
ゲテ
当時お菓子の工場に勤務していた
職場は東大阪で
辺りはずーっと工場ばかり
いわゆる工場団地ってとこ
大きなメーカーから
個人の零細企業まで
いろんな工場がならんでいる
ゲテの勤務する工場のならびに
個人経営の鉄工所があった
そこの従業員に
おじいさんがいて
いつも自転車で通勤しておられた
ゲテの職場の先輩たちが
そのおじいさんを
なぜか
「E.T.」
と呼んでいた
おじいさん
たしかに
目がギョロっとして
頭はボウズ
まぁ
あんまり似てるとは言いがたいが
宇宙人風ではあるのだ
乗ってる自転車も
映画のあのエリオット少年が乗ってるような
イマドキのヤツでもない
ふるーい
でっかいゴツゴツゴリゴリ
したやつだ
いや、ぜんぜんわからん説明か
そうだなぁ
昔の行商の自転車
お豆腐屋さんとか
酒屋の配達とかに
使われていたようなやつ
ハンドルとか
90度にグッと曲がってるやつ
・・・・伝わらんか
とはいえ
話が進まないから
このまま続けます
さて
ゲテはおじいさんが宇宙人風だと
解釈していたのだが
ある日
その真相を知ることになる
ゲテが仕事を終えて
工場を出る
最寄駅まで送迎バスがあるのだが
翌日の段取りをやっていて乗り遅れて
歩いて帰ることになった
と
正面から自転車に乗ったおじいさんが
こちらに向かって走ってくる
「あ、ETや」
まさに
E.T.さんだった
ゲテ
そのまま進んで
おじいさんとすれ違う時
しっかり顔
見極めてやろうと
おもっていた
が
おじいさんの鉄工所と
ゲテの勤務する工場との間には
大きな道が横たわっており
信号がある
赤だった
ゲテ
赤信号なので
横断歩道て止まる
正面のおじいさんも
止まる
自転車のブレーキ音が聞こえた
「イイイイ~~~ティ」
「・・・・え?」
まさか
これがETの正体か!
そう
おじいさんがETに似ているのではなく
乗ってる自転車のブレーキ音が
「イイイイイ~~~ティ~」
だったのだ
衝撃だった
いやもう
ほんと
映画のETの声によく似ている
あの声だった
正確には
「ギイイイイイ~ティ~」
だったけど
でも
あれはよく気付いたもんだ
ふつーに聞いておれば
タダのブレーキ音だったのだが
なかなかいい耳をしている
誰が気付いたのは知らないが
ゲテの職場の先輩さんの誰かだった
いやー
もうすれ違ってしばらく
笑った笑った
可笑しくて
駅までずっと笑っていた
随分
昔の話でした
じゃまた