風邪っぴき
一晩寝たらスッキリしました
さて
実は昨日
病院帰りにDVDを買いに行きました
「悪魔が来たりて笛を吹く」
金田一耕助のシリーズです
1979年の作品
33年前です
もうTVの「~サスペンス」なんかで
何度も映像化されてる作品ですが
この作品では西田敏行が金田一
これがなんともいい味
石坂浩二や古谷一行にはない
ユニークな金田一
内容は
近親相姦が事件のトリックになっていて
なんともインモラルな展開をみせる
東京で起こった宝石強奪事件の容疑者となった
フルート奏者が信州で自殺体で発見される
その娘の依頼を受けた金田一は
屋敷で行われるある占いの儀式に同席する
そこに死んだはずのフルート奏者の演奏する曲が
やがて一家の主、玉虫公爵が殺害される
横溝正史の作品はとにかく
人物関係が複雑で
原作本なら読み返せるが
映画はそれができないので
理解するのが大変
前述したとおり
近親姦が事件のカギなので
兄と妹の間に子供が出来て
体裁を重んじて
その子供を使用人の子として里子に出すのだが
やがてそれが事件の発端となっていく
また犯人が
自分の犯行動機を隠すため
全く関係のない事件を起こして
捜査を陽動させたり
もー
大変複雑な話
ゲテ
早朝から見てましたが
暗い悲しいお話
おそらく金田一モノでは
かなりの陰惨なストーリーだな
終戦直後の没落貴族
兄と妹の近親姦
いやもうゲテのような
単純なおっさんには結構キツい映画だ
TVでは何度もリメイクされているが
よくこんな陰惨な物語
放送できたなぁ
まぁ見所は
密室殺人を西田金田一が
鮮やかにトリックを見破るあたりか
一見
不可能に見える密室殺人
意外と簡単なトリックだった
金田一がひょうひょうと
実演してみせるのが心地いい
原作はずーっと以前に読み始めて
人物関係がわかんなくなって読むのやめた
また引っ張り出して読んでみるか
じゃまた

