■先週発売の新作動向
先週発売タイトルで首位に輝いたのは「PS3:龍が如く 見参!」で、
発売初週に約18万本を販売し好調なスタートをきりました。
この数字はPS3ソフトの歴代2位のスタートとなり、
1月発売のデビルメイクライに次ぐ記録となっています。
消化率は7~8割で一部品切れした店舗もあったようです。
今までのシリーズとは時代背景がかわり、しかもPS2からPS3に
プラットフォームがかわったにもかかわらず「龍が如く2」が記録した
初週販売数約28万本の6割規模のスタートは上出来なのではないでしょうか。
新作2位は約3.5万本の販売で「Wii:メトロイドプライム3コラプション」。
元々プライムシリーズは大きな動きをするタイトルではありませんが、
2005年発売の「メトロイドプライム2」と比べると2倍のスタートとなり、
シリーズとしては好調と見ても良い動きなのではないでしょうか。
任天堂タイトルとしては珍しく初動型タイトルですので、
深追いは禁物なのでしょうがもう少し売れてもよいかと個人的には思います。
新作3位は約1.5万本の販売で「DS:ドラえもん のび太と緑の巨人伝」と、
「Wii:みんなの常識力テレビ」がランクインしています。
どちらのタイトルも初動型ではないので初週の数字としては多くはないですが、、
ドラえもんに限っては映画の効果も期待でき無難なスタートと見れます。
しかし、常識力テレビは大きく値崩れした「やわらかあたま」よりも悪く、
テレビでのトレーニング系タイトルは定着する気配がなさそうです。
その他の新作では「PS2:信長の野望 革新 withP」が約1万本、
あとは5000本以下の販売という結果になりました。
■先週の旧作の動向
旧作ではあいもかわらず「Wii:WiiFit&スマブラ」が上位に君臨。
準新作郡は「PS2:ガンダム無双Special」が5万本を上乗せし累計販売数20万本、
新規タイトルだった「DS:ソーマブリンガー」も約2万本を上乗せし、
出荷数の大半を販売するという高い消化率を記録中。
「360:アイドルマスター ライブフォーユー」は大方の予想通り失速。
「DS:赤川次郎ミステリー」はアドベンチャー層の多いDSなので、
地道に伸びていく可能性が高そうな約1万本の販売となりました。
定番タイトルでは相変わらず「Wii:ファミリースキー」が上位にいますが、
暖かくなってきたのでそろそろ・・といった感じでしょうか。
全体的に旧作は元気がない週となっています。
■ハードの販売動向
ハード関連ではPSPがシェアの3分の1を先週同様維持し、
最近は特に好調という印象を受けます。
新色&龍セットが投入されたPS3が若干伸びていますが、
まだ店頭では龍セットの在庫が残っているショップもちらほらあり、
同梱版の魅力としては価格面を含めてイマイチだったのかもしれません。
ニンテンドーDSは先週で累計2200万台に到達。
さすがに全盛期の勢いはありませんが、
一部ではまだまだ品薄商品というのが怖いですね。






