私、何が嫌いかって、蛇ほど嫌いなものはありません。
実は文という文字は、その蛇の種類、まむしの腹模様を意味するんですね。
入れ墨というのをモンモンといいますね。
紋紋ということばが、そのルーツですが、紋様の紋は文を糸のように長く、つまりまむし状の紋様を文といい、モンモンは昔は文文と書いたものでした。
因みに靴や足袋を文で表記するのは、昔の1文銭の直径が2、4センチメートルで、これが寸法の基本になっただけで、ここで説明している文とは少しことなります。
さて、その模様の意味を持つ文がどうして文章となったかといいますと、文章の基本である文字の集合体という意味で、文字も模様という見立てなんですね。
原稿用紙に漢字ばかりを書いたものと、ひらがなばかりのものを見比べてください。
感じばかりの方は画面が黒く感じるはずです。
ひらがなの場合は白く感じます。
これが文章の意味です。
文字を漢字やひらがなで書くと、白黒でも原稿用紙の画面が微妙に違いますね。
これが模様文章というわけです。
漢字が多すぎると、最近の文字離れの若い人には敬遠されます。
読みやすい模様で書くことも必要です。