地震鎮護の神①~名居神社
【ないの神】
『日本書記』の「推古天皇紀」に、推古天皇7年(599年)夏に大和地方を
中心とする大地震があり、その後、諸国に「地震神」(ないのかみ)を祀らせた
とある。「ない」は地震のことで、これは神名ではなく「野の神」「海の神」の
ような神格をあらわしたものである。
~Wikipediaより
地震に関連する神社はないのかと調べていたら「ないの神」という
存在を知り、早速(3月16日)三重県名張市下比奈知に鎮座する
名居神社(ないじんじゃ)を訪れました。
きれいに手入れされた50mほどの参道を抜けると、二の鳥居前の広場に出る。
手水舎で身を清めていると先に網に囲まれた池があり、その真中に祠があった。
多分、市杵嶋姫命かな!?
二の鳥居の扁額には「延喜式内 名居神社」とある。
諸国に地震神が祭られたとき伊賀の国では下比奈知の地が選ばれ、土地の豪族によって創建が営まれたという。
江戸時代には「国津大明神」または「大巳貴社」とも呼ばれていたそうです。
延喜式を見ても同類の神社は他になく、当時諸国に多く建てられたであろう地震神の中で名居神社はその伝承を伝える全国稀な古社である。
拝殿
【ご祭神】 大巳貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこのにこと)
天児屋根命(あまのこやねのみこと)
市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
蛭子命(ひるこのみこと)
祝詞を奏上し、地震鎮護、東北地方被災地の早急な復興とこれ以上
被害が拡大しないよう祈願しました。
名張市内では、鍵引き神事と呼ばれる行事が盛んで、山の神が春に
なると里に下りてきて、田の神となるといういわれから、1月7日の早朝
(一部では、宵鍵と呼び前日6日の夜)に山の神のところへ行き、
主にウツギの枝で作った鍵を注連縄(しめなわ)等に引っ掛け、
鍵引き歌を3回唄いながら鍵を引っ張り、豊作祈願、福を呼寄せる行事です。
両社は反対に位置するんやけどなあ…まいっか(^▽^;)
すべて参拝を終え、鳥居で一礼して顔を上げると本殿の方から正中を通って
ハトがぼくに向かって飛んできました 一瞬のできごとやったんですが、
目線の高さぐらい低空で飛行してきたのでちょっとびっくり
ハトは平和の象徴。
翼を広げて降りてくるハトはこの世で働かれる聖霊を意味すると
聞いたことがあります。
みんなの祈りが聖霊となって届きますよう…