仙台市の中心部からかなり離れたところに
秋保(あきう)温泉があります。
そこは人口4700人程度でほとんど過疎の町です。
しかし、そこにイトーヨーカドーの会長や
餃子の王将の社長やら、超有名企業の社長たちが
こぞって会社訪問に立ち寄るお店があります。
何を売っているかといえば、「おはぎ」と「お惣菜」。
実はここは過疎地にある一軒の小さなスーパー。
80坪しかないそうです。
なのに、なぜそんな大社長がわんさか会社訪問と
称して立ち寄るのか?
人口4700人の町なのに、おはぎが毎日5000個、
土日祝日は1万個、お彼岸は2万個売れる。
「秋保おはぎ」として、仙台では知らない人がいないほど
有名だそうです。
このばけものスーパーのなまえは「主婦の店さいち」。
さいち社長の佐藤啓二さんが「惣菜を作る姿勢を作る」
ことを徹底するから商品が売れ続けるんだということを
おっしゃっていました。
すでに20年間もこの状態が続いているそうです。
だから、全国から有名企業の経営者がわんさか訪れるんですね。
ってことは、「売る行動」より「売れる現象」を作ったほうが
商売的には正しいってことなのかな?
ちなみにさいちのおはぎは、店頭にならべた先から
どんどん売れていくんだそうです。
興味のある経営者のみなさん、
さいちでは視察研修を無料でしてくれるそうです。
一度行って、見てきてはいかがですか。
ジョージ
No.568