商品を売る姿勢を売る その4 | GEORGE TIMES

GEORGE TIMES

30代から40代の中小企業経営者のナビゲーター

仙台市の中心部からかなり離れたところに
秋保(あきう)温泉があります。

そこは人口4700人程度でほとんど過疎の町です。

しかし、そこにイトーヨーカドーの会長や
餃子の王将の社長やら、超有名企業の社長たちが
こぞって会社訪問に立ち寄るお店があります。

何を売っているかといえば、「おはぎ」と「お惣菜」。

実はここは過疎地にある一軒の小さなスーパー。

80坪しかないそうです。

なのに、なぜそんな大社長がわんさか会社訪問と
称して立ち寄るのか?

人口4700人の町なのに、おはぎが毎日5000個、
土日祝日は1万個、お彼岸は2万個売れる。
「秋保おはぎ」として、仙台では知らない人がいないほど
有名だそうです。

このばけものスーパーのなまえは「主婦の店さいち」。

さいち社長の佐藤啓二さんが「惣菜を作る姿勢を作る」
ことを徹底するから商品が売れ続けるんだということを
おっしゃっていました。

すでに20年間もこの状態が続いているそうです。

だから、全国から有名企業の経営者がわんさか訪れるんですね。

ってことは、「売る行動」より「売れる現象」を作ったほうが
商売的には正しいってことなのかな?

ちなみにさいちのおはぎは、店頭にならべた先から
どんどん売れていくんだそうです。

興味のある経営者のみなさん、
さいちでは視察研修を無料でしてくれるそうです。
一度行って、見てきてはいかがですか。


ジョージ

No.568