先日の最高裁の判断により、ある業界が揺れて
います。
それは生命保険業界。
長崎県の主婦が、国を相手取り、年金払い形式
の生命保険金に相続税と所得税を課すのは二重
課税ではないかと訴え、見事に逆転勝訴してしまった。
年金払い形式の保険は、もう十年以上前から
販売されている。
夫が死亡し、その死亡保険金を一時金で一括で
受け取るか、それとも、年金形式(10年分割など)
で受け取るかによって、課税の方法がちがう。
それを主婦感覚で、「おかしい」と言い切れる
ところがすごい。
税理士や会計士だって、ずっとそう思っていた
に違いない。でも訴える行動にはでなかった。
この主婦の行動によって、同じ保険ですでに
税金をとられてしまったたくさんの契約者に
はお金が戻ってくる。
保険業界はその対応に追われていると新聞に
書いてあった。
なぜ、なぜ、とトヨタは5回唱えろと
言っていたにも関わらず、リコールの
嵐だった。
でも、主婦感覚の「なぜ」は、純粋な気持ちの
「なぜ」なんだろうな。
こういう感覚を大事にしよう。
ジョージ