[第2作目 予告2] 花の影 (MIDI版) | 如月祐介のブログ 「東方零式幻想歌」

如月祐介のブログ 「東方零式幻想歌」

女性を描くアマチュアの小説家、詩人、作詞家。東方プロジェクトの音楽に付けた歌詞を公開しています。マンションのベランダで家庭菜園をしています。

「夜の街の繁華街、ヘメロカリスを飾り……。」



作品名: 花の影 (MIDI版)

曲名: 明治十七年の上海アリス (MIDI版)

公開日: 2024年2月17日 (土) ~ 2024年2月23日 (金)





メイリン「作品名の『花の影』は1996年に公開された同名の中国映画が由来だけど、その原題の『風月』は中国語で色事を意味しているの。」



「その舞台になっているのが1920年代の上海で、近代化した中国の都市は魔都と呼ばれるくらい異様な美しさがあったのよ。」



「これは歌詞を付けた『明治十七年の上海アリス』から連想したんだけど、この頃の中国は欧米諸国が分割統治している状態だったの。」



「だから上海は西洋と東洋の文化が混ざったような魅力のある街で、現代の日本の都市の繁華街みたいな感じだったみたいね。」



「つまりこの作品は孤独を感じている女性が賑やかな都市を歩き、愛を求めて繁華街を放浪しているという描写なの。」





ヘメロカリスの花言葉





メイリン「前作の『フランドール・スカーレットの抒情詩』では、歌詞に出てくる花に重要な意味が隠されていたわね。」



「つまり花に象徴的な意味を持たせる花言葉を読み解くことによって、言葉の裏側に別の意味を持たせているのよ。」



「ヘメロカリスの花言葉は『一夜の恋』。」



「この花はたった1日しか咲かないのが由来で、それが短命で儚い恋愛をイメージさせる意味の花言葉になったみたいね。」



「それで歌詞に描かれている女性の孤独を象徴する花としてヘメロカリスが使われていて、自分はひとりだとアピールしているのよ。」





花の影 (1996年)





メイリン「1996年に公開された陳凱歌監督の中国映画『花の影』には、見知らぬ女性に無言で赤色のバラの花を渡すシーンが描かれているの。」



「赤色のバラの花言葉は『あなたを愛してる』という意味だから、無言で愛を語って慰めるシーンなのかもしれないわね。」



「実は如月祐介が歌詞で花言葉を使ったのも、このシーンが非常に印象的だったのが理由で、それが彼の感性に大きな影響を与えたの。」



「つまり愛を語るのに必ずしも言葉は必要なくて、ちょっとした目線や仕草などで想いを相手に伝えることができるということね。」



「このように彼は上海というひとつの言葉から様々なことを自由に連想して、それを知性と感性でまとめて歌詞を書いたのよ。」










メイリン「ちなみに歌詞にはひとりで居酒屋に行くシーンが描かれているけど、如月祐介は貧しい水呑百姓だから第三のビールを飲んでいるの。」



「でもそれを歌詞に描くとあまりにも情けないシーンになるから、居酒屋にグレードアップして孤独感を強調させたみたい。」



「彼はいつか麦芽100%のヱビスビールを飲める身分になりたいらしいんだけど、今は第三のビールもおいしいから現実的な問題ではないんだって。」



「これじゃヘメロカリスもへったくれもないわ。」



「それでは日付が変わった24時に本編を一般公開するから、YouTubeの音楽を再生して歌詞を曲の旋律に合わせて読んでみてね。」

















人気ブログランキング


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


どくしゃになってね…

読者登録



アメンバーぼしゅうちゅう

アメンバー申請


如月祐介のブログ 「田吾作ファーム」


歌詞の通信販売 「ジャパネット如月」


植物の通信販売 「ジャパネット田吾作」


日用品の通信販売 「ジャパネット花子」


如月祐介のキッチン 「花子クッキング」


LINE公式アカウント 「ハムスター通信」