印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
ホームページの更新作業をしている時の、お客様コミュニケーションの「あるある」です。
当社:「サイトの修正ができました。以下ご確認お願いします。
https://・・・・・・・・・・・・・ 」
お客様:「まったく修正されていないのですが・・・」
この場合、お客様のブラウザが読み込んでいるファイルは、お客様のPCの中のキャッシュであることがほとんどなので、
当社:「再読込(リロード)をしてご覧になってください」
このような返事をするか、最初からこのメッセージを添えて連絡をします。
しかし、このアドバイスも不徹底な場合があります。
再読込(リロード)をしても、更新されない時があるからです。
たとえば画像。WEBサイトのファイルは基本的にhtmlファイルですが、画像は別ファイルをリンクさせて読み込む仕組みです。
画像だけではありませんが、それらの外部ファイルが削除されないために、再読込をしても、修正点が反映されないことがあります。
そのようなケースがあるため、このところ、
当社:「Ctrl+F5で、再読込(リロード)をしてご覧になってください」
と書き添えることがあります。
Windowsの場合、Ctrl+F5はスーパーリロードと言って、ブラウザのキャッシュを使わずに、WEBサーバーからファイルを直接ダウンロードし、再読み込みをするコマンドです。
スーパーリロードで閲覧してもらえば、ほとんどの場合、修正したフィルを確認してもらうことができます。
Windowsの場合は、どのブラウザでもCtrl+F5が、スーパーリロードなのでそう説明するのですが、Macの場合は以下のように、ブラウザによって異なりますので注意してください。
Chrome or Safari:command+R
Firefox:command+Shift+R
私は技術畑の人間ではないため、実はスーパーリロードの理解が曖昧だったこともあり、今回この記事を書くことで明確にしておこうと思いました。
そのおかげで、スーパーリロードでも、更新されないケースがあることが分かりました。
スーバーリロードでは、PC内の外部ファイルのキャッシュも削除するのですが、間接的に参照している外部ファイルまでは削除できないようなのです。
javascriptのファイルなどのようなのですが、そういうことがある、ということだけ覚えてください。
スーパーリロードでも、更新されない場合、Chromeブラウザであれば、決定的な解決方法があります。
それが、「キャッシュの消去とハード再読み込み」。
デベロッパーツールを立ち上げることになるのですが、そんなに難しいことではありません。
Windowsの場合:Chromeを立ち上げ、F12
Macの場合:Chromeを立ち上げ、Option+command+I
↓
ブラウザの再読込アイコン🔁を長押しする
↓
「キャッシュの消去とハード再読み込み」をクリック
これだけです。
これだけ知っていれば、WEBサイトが更新されない時の対策はバッチリです。
しかし、この押し問答。
「サイトの修正ができました。」
「まったく修正されていないのですが・・・」
私の経験では25年ほど前からやっています。
かつては、当社も協力会社に依頼しサイト更新をしてもらっていたのですが、お客様の立場から、「修正されていないのですが・・・」と依頼先に確認していました。
当時はホームページを持っている企業もまだ少なかったので、そんなレベルの話が多かったのですが、もうすぐ2020年という今になっても同じやり取りをしているというのは、何かおかしいな、何か解決策はないのかと思いました。
そして調べたみたところ、以下の記事がありました。
2013年の記事です。
にししふぁくとり:「キャッシュのせいだから再読込して」と毎回言わなくて済むようにする記述方法(2013.4.20)
そもそも、全てのファイルをあらためてダウンロードするよりも、PC内のキャッシュから読み込む方が効率的です。
修正箇所だけしっかり反映できれば良いのです。それは制作者側の工夫でできるというのが、この記事の内容です。
それができれば、お客様に負担をかけることもなくなり、上記の押し問答から解放されることになります。
この内容については、スタッフに確認してみて、また後日お知らせをしたいと思います。
と、今日はここまで。
ブログは続きます。