これ、「誤報」というより、
その後の安倍総理の発言を
パフォーマンスに際立たせるための、
誤報をあえてやって、
官邸のパフォーマンスに踊らされた、
と言わんばかりの、ヤラセ記事。
「ハンセン病家族訴訟 控訴へ」
元ハンセン病患者の家族への賠償を国に命じた熊本地裁判決について、
政府は控訴して高裁で争う方針を固めた。
一方、家族に対する経済的な支援は別途、検討する。
政府関係者が8日、明らかにした。
朝日新聞は、7月9日の朝刊の一面トップでこのように報じました。
しかし、
<ハンセン病家族訴訟、政府控訴せず 首相表明>2019/7/9 8:52
配達された新聞をお茶の間で広げている頃、
日経新聞は配信では「控訴せず」です。
これは、「早とちり」「先走り」のたぐいなのでしょうか?
それほど「控訴する」という情報を一面に掲載したかったのでしょうか?
「こういう紙面にしたい」
「こうだったらいいな!」
先にそれを決めて報道することをジャーナリズムとはいいません。
****************
以下は、朝日新聞の言い訳です。
お詫びもせず、
官邸の二枚舌を指摘するような、
官邸に「嵌められた」と言わんばかりの。
ホントに、胡散臭いメディアです。
元ハンセン病患者の家族への賠償判決に対する政府の控訴方針を報じた9日付記事は、
政権幹部を含む複数の関係者への取材を踏まえたものでしたが、十分ではなく誤報となりました。
誤った経緯について説明します。
6月28日、熊本地裁が元ハンセン病患者の家族への賠償を国に命じた判決を受け、朝日新聞は
政治部、科学医療部、社会部、文化くらし報道部を中心に、政府がどう対応するのかの取材を始めました。
法務省や厚生労働省、首相官邸幹部は控訴するべきだとの意向で、あとは安倍晋三首相の
政治判断が焦点でした。
首相は7月3日の党首討論会で「我々は本当に責任を感じなければならない」などと発言しました。
しかし官邸幹部への取材で、この発言を受けても、控訴の流れに変わりはないと受け止めました。
8日、「ハンセン病関連で首相が9日に対応策を表明する」という情報とともに、控訴はするものの、
経済支援を検討しているとの情報を得ました。さらに8日夕、首相の意向を知りうる政権幹部に
取材した結果、政府が控訴する方針は変わらないと判断しました。
このため朝日新聞は1面トップに「ハンセン病家族訴訟、控訴へ」との記事を掲載することを決めました。
しかし、首相は9日朝、記者団に控訴しない方針を表明しました。首相の発言を受け、
これを速報するとともに、おわびの記事を配信しました。
(以下略)
朝日デジタル/7月10日
https://www.asahi.com/articles/ASM796VF8M79UTFK02M.html