戦後の日本は「軍人」を尊敬しない、
してはいけない国です。

みんな「戦争の被害者」だからです。

先日亡くなられた「小野田元少尉」
海外では「英雄の死」として報道するところもあります。



しかし、日本国内ではほとんど、

「最後の日本兵」小野田寛郎さん

と、階級ではなしに一般人として「さん」付けで報道します。

アメリカには「復員軍人の日」という記念日があり、
祝日となっています。

アメリカのドラマに「ネイビー犯罪捜査班」という、
海軍や海兵隊の将校が係る犯罪捜査番組がありますが、
勲章を貰っている将校の尋問がしにくい事が、
キーになりストーリーが展開されることもあります。
それだけ尊敬されているということです。

それに引き換え日本ではどうでしょうか?

小野田元少尉は「可哀そう」な戦争の被害者でしょうか?

「私は戦場での三十年、生きる意味を真剣に考えた。
戦前、人々は命を惜しむなと教えられ、死を覚悟して生きた。
戦後、日本人は何かを命がけでやることを否定してしまった。
覚悟しないで生きられる時代は、いい時代である。
だが、死を意識しないことで、日本人は生きることを
おろそかにしてしまっていないだろうか。」

平和平和平和と三回唱えれば平和になるのでしょうか?
家族に暴力をふるう、テレビ受けの「変節漢」、
エネルギー戦略もなく「省エネ」で脱原発ができるのか、

覚悟も誇りもない人から「同情」されたくない。
小野田元少尉はそう仰るでしょう。

【田母神塾 第8回】
 塾長:田母神俊雄(元航空幕僚長)
 塾生:saya(シンガー)
 ゲスト:小野田寛郎(元陸軍少尉・財団法人 小野田自然塾 理事長)