アクチノイドブラザーズの一員であり、マイナーな元素っちが続くアクチノイドブラザーズの中でも、ピカイチの知名度を誇る。
彼が有名な原因は、原子爆弾と原子力発電所という、正と負の両面において彼が使われているからである。
彼は放射性元素っちとしては(比較的)地球上での存在量が多く、その中で微量に存在するウランっち235という特殊なウランっちが原子力の原料となる。
ウランっちは中性子を受けると、分裂する癖がある。
分裂すると他の元素っち二人または三人に分かれるのだが、分かれた元素っちの住んでいる部屋号数の合計値は常にウランっちの号数である92になる。
たとえばこういう具合である。
ウランっち(92号室) ⇒ セシウムっち(55号室)+ルビジウムっち(37号室)+中性子
元素っちが住んでいる部屋の号数は、彼らが持っている陽子(ようし)の数と同じであり、核が分裂するときも陽子の数が減らないからこうなるのだ。
さらに、分裂のときに、いくつかの中性子を出す。
その中性子を他のウランっちが受けた場合また、反応して中性子を出す・・・という具合に、どんどん連鎖反応が起きる。
この連鎖反応が莫大なエネルギーを生む源となる。
ちなみに、この分裂したセシウムっちなどは、通常の元素っちとは違い、放射性同位体である場合が多く、放射線を出す可能性もある。
福島第一原発事故のときに一躍有名になったセシウムっち137やストロンチウム博士90などは、この分裂のときにできたものである。
ところで、なぜ、核が連続的に分裂するだけで莫大なエネルギーが生まれるの?という疑問もあるだろう。
実は、上記の赤字で示した分裂が起こる際、左辺と右辺の質量が微妙に変わる。
このごくわずかな質量の損失は、この宇宙から完全に消え去ると言うものであり、ダイエット成功したときに脂肪が他の有機物に変化してウンチとして排出されるというレベルの話ではない。
もう一度言うと、このわずかな質量は完全にこの宇宙から消え去るのだ。
この減った質量はどこへいくか。
その答えが、アインシュタインの有名な式
E(エネルギー)=m(質量)c(光速=秒速300,000km)^2
でエネルギーに変換されるのだ。
全く、こんなことを考え付いた人類の知恵には舌を巻くばかりだ。
そして、その利用方法を考えるのも人類なのだ。
元素っち自身は、人間が天使であろうと悪魔であろうと、使う人の命令に忠実に従うのみである。
ウランっちは上記の通り、ほぼ原子力利用が一般的である。
ちなみに、ウランっち235以外も放射線を持っているが、国によっては購入することも可能。
紫外線を当てると綺麗に光るので、ウラングラスという美しいグラスも存在するのだ。
暗闇で美しく光るそのグラスには、原子力の激しいイメージはあまりなく、癒される人も多いだろう。
彼の名前の由来は天王星のウラヌスから来ている。
次につづくネプツニウムっち(海王星)、プルトニウムっち(冥王星)、さらに古代七金属(※)を含めると、太陽系の惑星は全て元素っちで表されるのだ。
太陽:79号室 ゴールド社長
月: 47号室 銀じい
水星:80号室 水銀っち
金星:29号室 銅っち
火星:26号室 鉄わん
木星:50号室 スズにゃん
土星:82号室 鉛っち
お隣の元素っち
91号室 プロトアクチニウムっち
93号室 ネプツニウムっち
兄弟元素っち(レアアースブラザーズ)
21号室 スカンジウムっち
39号室 イットリウムっち
57号室~71号室 ランタノイドブラザーズ
89号室~103号室 アクチノイドブラザーズ
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