可愛い子供達 | 源九郎稲荷神社のブログ

源九郎稲荷神社のブログ

「やまとのやまとの源九郎さん 遊びましょ」
奈良県大和郡山市に伝わる童謡に歌われた源九郎稲荷神社は、
「義経千本桜」に登場する「源九郎狐」ゆかりの神社です。
3代目・4代目市川猿之助さん、6代目中村勘九郎さんも
参拝してくださいました。

源九郎稲荷神社のスタッフ「とよ」です。


皆さまゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?


私は、お尻に火がついた状態で仕事をしております。

今までと全く違う仕事だけに要領を得ず、我ながらもたもたと効率悪く仕事をしています。


そんな私を癒してくれるのが、源九郎稲荷神社に参拝してくれる子供達です。


そこで、私を癒してくれた子供達の話を2つしたいと思います。


今日は先ず、1つめを・・・。

私が大好きな幼稚園児のRくんのお話です。

もう、可愛くて可愛くて(‐^▽^‐)


Rくんは、20日前からお姉ちゃんに連れられて神社のスタンプラリーに参加しました。


スタンプラリーは神社にお参りして20回目に景品がもらえることになっています。


景品といっても、消しゴムやホッチキスなど大したものではないのですが・・。


先日Rくんは神社にお参りして19回目となりました。


わたしが

「すごいね~。もう19回もお参りしたんだ。次で20回だね。20回目にはいいものがもらえるよ。」

と言うと、Rくんは喜んで

「やった~!!やった~!!やった~!!」

と叫びながら、神社の境内を走り回っていました。


ところが、一緒に来ていたお姉ちゃんが、

「明日は来ないよ!」

と一言・・・


それを聞いてRくんは、とても悲しそうな顔をしていました。


「可哀想だな~、さてRくんの20回目のお参りはいつになるのかな?その場面に私は立ち会えるかな?

Rくんの喜ぶ顔が見たいな~」

と思っておりました。


次の日・・・

「おばちゃん!!おばちゃん!!あめちゃんちょうだい!!」

とRくんの声がします。


でも、社務所から外をのぞいてもどこにも姿はありません。

「やだ。Rくんのことを思い過ぎて幻聴を聞いてるのかしら・・・」

と思いましたが、やはりまた、声がします。


社務所から外に出てみると・・・

いました。いました。

あまりにも小さすぎて、社務所の受付台の下に隠れてしまっています。


必死で手を伸ばして、受付台を持とうとしているRくん。

私の姿を見て、とてもうれしそうに

「おばちゃん。20回目。いいものちょうだい。」

と抱きついてきました。


もう、わたくしめはメロメロです。


「Rくん。一人で来たの?お姉ちゃんと一緒じゃないの?」

「うん。僕一人だよ。20回目。早く、早く、スタンプ押して!!」


一人で来るなんて・・・

Rくんは、きっと昨日一晩、この時のことを考えて寝れなかったんだろうな~

やばい、可愛すぎる。


早速、たいした景品でもない消しゴムをあげると、Rくんは大喜びです。

小さな消しゴムを大切に胸に抱えて帰っていきました。


あれっ?お参りは?

まあ、いいっか。


でも、よくひとりで来れたな~

帰り大丈夫かな?


わたくしめは、Rくんが心配で、まるでストーカーのように、彼の後をしばらくつけました・・・いや、見送りました。