11年目のスタート

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 小田玄紀です


 昨日で決算日を迎え、本日2011年10月1日から自分の会社が11年目に突入しました。


 会社名は有限会社ソーシャル・ベンチャー・キャピタル・アソシエーションといいますが、当初は全く別の会社名での登記を考えていました。法務局に行き、商号を記入する際にふっと出てきたのがこの会社名であり、気が付くとソーシャルベンチャーキャピタルアソシエーションという社名を商号欄に記入していました。


 起業当時はまだ社会起業家という概念は浸透していませんでした。

 2000年頃はようやくNPOという言葉がメディアでも多く掲載されるようになり、市民権を得はじめた時期ではありました。ただ、NPOはあくまでボランティアの一環であり、それを職業とみなす人はほとんどいませんでした。


 そのような中で社会起業家に対する投資・経営支援を標榜し起業をしたわけですが、当時は多くの方が「それは絶対にビジネスとして成功する訳がない」というアドバイスを言ってきました。


 ただ、この10年間で自分なりに社会性がある企業は十分に投資対象となるし、ビジネスモデルを確立させることで社会的にも価値があり事業としても魅力的なものになることを証明してきたつもりです。


 障害者の日本一周プロジェクトで知り合ったACTの柴田氏はシニア向けサービスを立ち上げ、今では日本最大のシニア向けポータルを運営するに至っています。


 藤沢烈さんと共に活動をしていた社会起業家の支援サークルからはNPO法人かものはしが立ち上がり、日本の社会起業家を代表する存在になっています。


 初期の立上に携わったSVP(ソーシャル・ベンチャー・パートナーズ)東京ベイは社会起業家支援の団体としての存在感を強く発揮しています。


 野菜ソムリエは当時は3000人位しか資格取得者がおらず一部の業界関係者に限定されていた資格でしたが、今では受講生は4万人を超えて世界最大の食の資格になりました。


 徳大寺自動車文化研究所は民事再生乗り越えて急成長し、自動車の排ガスを浄化する装置のメーカーおよび販社として小型トラック市場で1位のシェアを獲得しました。


 教育事業の立上に参画したウィル・シードもその価値が認められ、代表の船橋さんがダボス会議よりニューアジアンリーダーに任命され、現在はヤンググローバルリーダーとして世界中で活躍をしています。


 去年末から日本支部の立上げに携わっているアショカは世界中で社会起業家が1つの職業であり、生き方であることを証明しています。


 この10年間で本当に多くの方と交流をし、多くの方の夢の実現に参画させて頂きました。

自分なりにこれからの5年・10年の計画も立てていますが、それはこれまでの10年間で得られた人的資産と知見を活かすことで、さらに社会的にも意義があり、またやりがいを感じられるものになると確信しています。


 この10年間で社会構造が大きく変わり、社会起業家の活躍機会が増えたのと同じかそれ以上にこれからの10年も社会は大きく変革し、その溝を埋めるためにも志をもった起業家の活躍機会は求められます。今後も様々な方々と夢の実現を遂げていきますので、よろしくお願い致します。


                  2011年10月1日 

                     小田玄紀